GlobalLogicがCybereasonと提携し、先進的でインテリジェントなサイバー保護ソリューション群を開発
テレコム 無料日立製作所の米国子会社であるGlobalLogicは11月30日、オペレーション中心の攻撃防御のリーダーであるCybereason社から、同社の次世代サイバーセキュリティ プラットフォーム及びサービスの開発支援企業に選定されたと発表した。(本抄訳は、日立製作所が12月1日に発表)
Cybereasonの未来をみすえたサイバー攻撃に対する防御は、世界中の大企業、政府機関、主要クラウドプロバイダーに導入されており、エンドポイントからエンタープライズシステム、クラウドまで、サイバー犯罪者と戦うすべての場所を網羅している。
今回の提携では、デバイスからクラウドまで、高度な人工知能(AI)の統合を含むセキュリティおよびデータ管理ソフトウェアに関するGlobalLogicの広範かつ深い専門知識を活用するという。
GlobalLogicにとって、同プログラムはサイバーセキュリティの分野でこれまでに受注した中で最大級のものだ。数百人の専門エンジニアを迅速にスケールし、今後1年間のCybereasonの開発ロードマップを支援する。
また同プログラムは、クラウドの利用やネットワークの拡大、テクノロジーの利用が増加傾向にあり、新型コロナウイルスによるパンデミック時にも急増したことを受けて、より強固で優れたサイバーセキュリティを求める市場のニーズを反映したものとなる。
GlobalLogicの Chief Revenue OfficerであるRajaram Radhakrishnan氏は「近年、サイバー攻撃は非常に頻繁かつ巧妙になっている。そして、従来のセキュリティソリューションでは十分に保護できなかったネットワークやクラウドといった分野では、危険なほど脆弱な状態になっている。サイバーセキュリティの分野で10年以上活動してきたGlobalLogic社は、複雑な要件にうまく対応することに長けている。Cybereasonは、従来の常識を覆す革新的なセキュリティソリューションを構築し、政府レベルのセキュリティ保護のあり方を再定義する重要なイノベーターだ。私たちは、彼らのチームの一員になれることを光栄に思っている」とコメントを出している。
Cybereasonは、今日、市場で利用可能な最も包括的なサイバー保護ソリューションを提供しており、週に23兆件以上と、他のソリューションの5倍もの量のセキュリティ関連イベントを分析している。特許取得済みの、MalOps(悪意のある一連の攻撃)エンジンを活用することで、あらゆるデバイスや、ユーザID、アプリケーション、クラウドへの実装にわたるまで、攻撃の全貌を明らかにする。
この機能を提供するCybereasonの主要なソリューションの1つが、同社のXDR(Extended Detection and Response)ソリューションで、全てのITスタックにわたって悪意のある操作を阻止する統合された検知・応答ツールだ。XDRは、GlobalLogic社のチームがパートナーシップを通じて開発・強化を支援するCybereason社の先進技術の1つだという。
Cybereasonの Chief Security OfficerであるSam Curry氏は「Cybereasonのオペレーション中心のセキュリティアプローチは、サイバー攻撃の防御者が組織への高度で絶え間ない脅威に対抗することを支援する。他の企業が、アラートを追いかけるのみで、貴重な洞察を提供しないセキュリティアナリストを抱えている一方で、Cybereasonは、世界中の企業が、日々受賞歴のある当社の技術を活用することで、攻撃者を凌駕することを支援している。GlobalLogicの実績に加え、研究開発への対応と協力的なアプローチが、我々の決断の大きな要因となった。私たちはともに次世代のサイバー防衛ソリューションを提供し、テクノロジーユーザがどこにいようとも機密データや業務をよりよくコントロールできるようにしていく」とコメントを出している。