フルーク・ネットワークスが、業界初のポケット・サイズ光ファイバ識別器を提供開始
データセンタ/LAN 無料稼働中のファイバ信号を検出し、ポートやケーブルの極性を素早く識別
テクトロニクス&フルーク(以下、フルーク・ネットワークス)は11月17日、業界初のポケット・サイズの光ファイバ識別器「FiberLert(ファイバラート)現用光※1識別器」を11月22日より提供開始すると発表した。
「FiberLert 現用光識別器」はポケット・サイズのコンパクトな筐体で、光ファイバに現用光が存在するかどうかを検知し、極性および接続性を素早く識別できる。
使用方法は、FiberLert の先端を光ファイバの端面またはポートの手前にさし出すだけで、光と音で稼働中の光ファイバ信号(現用光)の存在が示される。設定や結果の読み取りを行う必要がなく、誰もが簡単に利用できる。
光ファイバが稼働中かどうかの識別を行う現場での基本的ファイバ活線試験を迅速に済ませることで、光ファイバ機器や光ファイバ配線インフラのトラブルシューティングに携わる IT 担当者、光ファイバ回線サービス・プロバイダなど、配線管理、保守にあたるエンジニア、あるいは設置業者などの現場ネットワーク・エンジニアの業務を効率化できる。
「FiberLert現用光識別器」の価格は、1台:15,800 円(税別)。フルーク・ネットワークスは「売り上げ目標は、5,000台をめざす」としている。
製品の主な特長は次の通り。
- シングルモードおよびマルチモードの光ファイバ波長(近赤外域:850nm~1,625nm)で光パワーを検出
- 光信号の存在を光と音で知らせるため、設定や結果の読み取りなどが不要で、誰でも簡単にテスト可能
- 「非接触」検出器のため、汚れや破損のリスクが少ない
- ポートとパッチ・コード、SM、MM、UPCおよびAPC接続に対応
- LightBeat(ライトビート)TM機能により、LEDを点滅させ、動作状況やバッテリー状態を確認可能。 また、5分間使用しないと電源タイマーが切れ、バッテリー(単4電池2本使用)の使用時間を延長
- 小型軽量(7.4×3.6×26.1cm、59g)で、便利なポケット・クリップ付きの頑丈なデザイン
- 2年間の保証付き
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