北京の高度自動運転実証区は5月25日（北京）、自動配送車の管理指針を発表した。中国の自動運転車企業の最初のグループの1つとして、Neolixは自動配送車の車両免許を付与され、公道を走行することに青信号が点灯した。(情報提供：PR Newswire)

　2021年6月末までに、150台以上のNeolixの自動車は最終顧客に向けて運転手のいない「コンビニエンスストア」としてサービスを開始する。Neolix自動運転車サービスネットワークは中国初のインテリジェント・コネクテッド車両指針試験区に構築される予定で、一般に向けて便利なサービスを定期的に提供する。

　Neolixの自動運転車は、小売り、セキュリティ、金融などの多くの産業で幅広く利用されると考えられている。Neolixの自動車は公道に出る前の段階で、Yicheng International、BDA Enterprise Avenue、Beijin Yizhuang Biomedical Parks（北京亦荘生物医学パーク）などのエリアで既に運用され、オフィスワーカーにインスタント食品サービスを提供していた。消費者は自動車上のスクリーンかモバイルフォンで食品を注文し、決済と食品の受け取りが即時実行される。65℃を保つ必要があるランチボックスでも、あるいは-18℃で冷蔵されるアイスクリームでも、Neolix自動運転車の温度管理された貨物ボックスモジュールで維持され、天候や温度に影響されることはない。

　Neolixは「我々は最先端テクノロジーによって将来のスマートシティの生活のあり方を先導することを希求している。自動運転、5G通信、インターネット・オブ・ビークル、インテリジェントハードウエア、自動運転車スーパーファクトリの力を利用し、Neolixは信頼するパートナーと共にスマートサービスのエコシステムを構築するため、そして消費者に最高の体験を提供するため、同社の自動車を世界的に商業展開している」との考えを示している。
　Neolixの自動運転車は現在までに、北京、上海、広州、深セン、西安、アモイを含む30を超える都市で、そして海外ではドイツ、スイス、シンガポール、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、日本、オーストラリア、タイの8カ国に上陸を果たし、ビジネスパーク、中心業務地区（CBD）の中核部、パークキャンパスといった何百ものアプリケーションシナリオに焦点を定めている。