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NECが10Gbps対応の企業・学校向け小型ルータ「UNIVERGE IX2310」を販売開始

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 NECおよびNECプラットフォームズは4月7日、オフィスや学校などにおいて安全・安心で信頼性の高いネットワークの構築が可能なVPN対応高速アクセスルータ「UNIVERGE IXシリーズ」の新製品「UNIVERGE IX2310」の販売を開始した。

価格:358,000円(税別)
出荷開始時期:4月28日予定
販売目標:IXシリーズ全体で年間15万台

新製品「UNIVERGE IX2310」。従来製品に比べ、約5倍の通信速度となる10Gbpsのデータ転送が可能だ。リモートワークの急速な普及により通信トラフィックが逼迫する企業のネットワーク環境を改善するとともに、GIGAスクール構想の下、PC一人一台等の施策を進める教育現場において安定した通信環境を構築する。

特長

  • 4ポートの10Gイーサネットポートを備え、10Gbpsの超高速インターネット接続サービスに対応している。Wi-Fi6の普及により高速化したLAN環境にも適応し、ミドルクラスのルータとしてコストを抑えながらも快適な通信環境の構築を実現する。またVPN性能は4Gbps、VPN対地数も256となり、中小規模のセンタールータとしても適している。
  • ローカルブレイクアウトを実現するURLオフロード機能を強化し、リアルタイム性が要求される音声・映像のパケット通信に用いられることが多いUDP(User Datagram Protocol)に対応している。これにより、拠点間をVPNで接続しインターネットアクセスをデータセンターに集約している場合でも、オンライン会議の通信は直接拠点からインターネットへアクセスできるように制御することが可能となる。リモートワークの普及により負荷が増大しているネットワークの通信品質向上に貢献する。
  • NECプラットフォームズのクラウド型統合管理サービス「NetMeister」およびゼロタッチプロビジョニング機能に対応している。これにより、リモートでの保守を可能にするとともに、拠点へのルータ導入時にキッティング作業が不要になる。

 製品の発売に合わせ、「NetMeister」の機能を大幅に強化する有償プラン「NetMeister Prime」のサービス提供も開始される。同サービスは、対応機器のコンフィグ自動バックアップ機能や統合設定機能の提供、証跡管理機能の強化などを通じて、より円滑な運用に貢献する。

 NECは「UNIVERGE IXシリーズは、2020年11月に100万台出荷を達成した。今後もUNIVERGE IXシリーズの提供を通じて、ネットワークを柔軟に活用し、人・モノが生み出すデータを産業の枠を超え賢くつなぐ“NEC Smart Connectivity”を推進していく」との考えを示している。