光通信、映像伝送ビジネスの実務者向け専門情報サイト

光通信ビジネスの実務者向け専門誌 - オプトコム

有料会員様向けコンテンツ

九州初のローカル5GプライベートワイヤレスネットワークサービスにNDACを提供【ノキア】

モバイル/無線 無料

 ノキアは3月4日、QTnetが2020 年4月より開始しているローカル5Gのプライベート・ワイヤレス・ネットワークへ無線設備を提供したことを発表した。商用周波数免許の取得を通じてローカル5Gネットワークが展開されるのは、九州では今回が初めてとなる。

 QTnet は光ブロードバンドサービスおよび法人向けICTサービスを顧客に提供しており、今後はローカル5G 技術を始めとした新たな分野への取り組みを進めている。このプライベート・ワイヤレス・ネットワークは、九州地域全体のDXを推進するハイパフォーマンスなプライベート・ワイヤレス・ネットワークおよびエッジ・コンピューティング・プラットフォームとして期待される。Nokia Digital Automation Cloud(NDAC)を基盤として展開している。

 今回、国内初の産学連携事例として、QTnet は九州工業大学と協力して同大学キャンパス内にローカル5G環境を構築し、ローカル5Gの実証事業を展開している。実証事業には、セルフサービスの店舗、視覚 障害者のための歩行サポート、カフェテリアの混雑度の監視、パートナー企業や研究室との新しい試みも含む。このローカル5Gの実現には、Nokia Digital Automation Cloud(NDAC)をサービス基盤として利用している。

 QTnetの取締役専務執行役員である毛利定夫氏は「ローカル5Gは、お客さまの QOL を劇的に向上させながら、新しいアプリケーションとビジネスモデルを実現する可能性を秘めている。九州工業大学様や民間のパートナー企業様に社会実装前の技術を提供いただ き、産学連携した共同研究を進めることで、5Gを活用した社会課題の解決や新たなサービスの創出を目指していく。信頼性の高いプライベート5G ネットワークを提供してきた実績のあるノキアと、国内初の産学連携かつ九州初のローカル5G サービスを開始できたことは、新たなビジネス創出のための重要なマイルストーンになる」とコメントを出している。

 ノキアソリューションズ&ネットワークスのエンタープライズビジネス統轄執行役員であるドニー・ヤンセンス氏は「九州初のローカル5Gプロジェクトである本取り組みで、QTnet様と協業できることをうれしく思っている。九州の企業の皆さまは、高性能なローカル5Gネットワークを利用することで、革新的な新しいサービスやアプリケーションを活用し、業務を変革することができる。魅力的な5G体験を提供しながら、ローカル5Gのプライベート・ワイヤレスのエコシステムを拡張していくことを楽しみにしている」とコメントを出している。

関連記事

海外TOPICS

有料 Nokiaが、プライベート無線サステナビリティ計算ツールを発表。企業の環境フットプリント削減や、労働者の安全性向上に貢献

 Nokiaは9月20日(ニューヨーク)、企業向けプライベート無線ネットワークの新しいサステナビリティ計算ツールを発表した。  同社は「このツールは、企業がプライベート無線ネットワークや、それが可能にす…
更新

続きを見る

INTERVIEW

有料 次世代通信技術&ソリューション展「COMNEXT」が6月に開催。光通信、無線通信、IoTのキーパーソンが一堂に会する国際商談展の魅力を探る【RX Japan】

期間限定無料公開中  今年で24回目の開催を迎えるアジア最大級の次世代 光通信技術の専門展「光通信 World (FOE)」が、次世代通信技術&ソリューション展「COMNEXT」の一角として6月26…
更新

続きを見る