Coltテクノロジサービスは1月19日、アイテック阪急阪神の新サービス「i-TEC クラウドコネクト」にバックボーンの提供を始めたと発表した。(情報提供：＠Press)

　アイテック阪急阪神はクラウドにかかる設計から導入、運用に至るまでを含む、様々なソリューションを提供している。同社は、昨年9月に関西に本社を置くAWSパートナーとして初めて「AWS Direct Connectサービスデリバリープログラム」認定パートナーの資格を獲得した。これに伴い、ColtのEthernet VPNをバックボーンとするAWS専用接続サービス、「i-TEC クラウドコネクト」の提供を開始した。

　需要増大が期待される将来のクラウド市場を見据え、各種環境を接続する柔軟でスケーラブルなネットワークを求めていたアイテック阪急阪神のニーズにColtが応えた。アイテック阪急阪神 マルチメディア事業本部IPソリューション部 ネットワーク技術課の奥裕之氏は「“i-TECクラウドコネクト”をご利用いただくにあたり、ユーザ様のビジネス継続性の確保は必須だ。そのため、バックボーンネットワークの選定において、高い品質と安定性の両方を兼ね備えている専用線であることが必須条件だった。また、Coltの技術力、迅速かつ親身なサポートも評価している」とコメントを出している。

　ColtのEthernet VPNは、業界最高クラスのレイヤ2接続サービスであり、世界各地に拠点を持つ企業は、柔軟でスケーラブルな方法で、ビジネス拠点間の接続をany-to-anyのグローバルネットワークで構成することができる。ユーザは分散型組織構造で、any-to-any論理トポロジにより各拠点を接続できるようになる。

　奥氏は「パブリッククラウド活用やハイブリッドクラウド化の需要は年々増えており、今後さらに引き合いが増える見込みだ。Colt Ethernet VPNはユーザ様追加時に新しく回線を構築する必要が無いため、高いコストパフォーマンスを実感している」という。

　グローバル拠点を追加する際にEthernet VPNを利用するメリットは、高い費用対効果で迅速にサービスを展開できることです。10営業日以内でのデリバリが可能で、帯域を最大40Gbpsまで増速できるので、超高帯域エンタープライズ・ネットワークをスピーディに構築できる。また、マルチCoS(Class of Service)オプションがあり、様々なビジネスアプリケーションのニーズに対応できる。

　アイテック阪急阪神はAWSやAzureを始めとする各種パブリッククラウドを接続先として追加し、「i-TECクラウドコネクト」の提供をさらに拡大していく計画を立てているという。奥氏は「あらゆる市場においてパブリッククラウドの活用や、適材適所でのハイブリッドクラウドの導入はさらに加速していきます。こうした状況下で“i-TECクラウドコネクト”の存在は、セキュリティや品質を重視する企業のクラウド活用の後押しとなっていると考えている。変化するニーズに合わせてサービスを展開していくため、Coltには高品質かつ柔軟なネットワークを提供いただき、今後も弊社サービスを支える、安定したバックボーンを提供いただければと思う」との考えを示している。