ローカル5Gを活用した各種開発実証へソリューションを提供【協和エクシオ】
DX/IoT/AI 無料全国各地の社会課題解決にローカル5Gを活用して貢献
協和エクシオは1月12日、総務省による令和2年度「地域課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」において、農業分野、防犯分野、インフラ分野など8テーマの施工などに関わることが決定したと発表した。
ローカル5Gを導入する企業に対して、コンサルティングから設計、免許申請、施工、保守などを支援する「ローカル5Gプラットフォーム構築ソリューション」の提供を通して、各テーマの開発実証やユースケースの実現を支援していくという。
協和エクシオは「ローカル5Gプラットフォーム構築ソリューション」の提供を、ローカル5G導入コンサルティングの提供を行うネクストジェン、ならびにAIソリューションの提供を行うセカンドサイトなどと連携し、昨秋より開始している。
今回発表された「地域課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」における取り組みは次の通り。
農業分野:令和2年度「農業分野の課題解決(自動トラクター等の農機の遠隔監視制御による自動運転の実現)に向けたローカル5G等の技術的条件及び利活用に関する調査検討の請負」では、スマート農業の実現に向け、広大な農村地域における電波伝搬特性等に関する技術的検証について、ローカル5GやLPWAなどを用いた実証環境構築などの支援に取り組む。
防犯分野:令和2年度「地域課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証に係る防犯分野におけるローカル5G等の技術的条件等に関する調査検討の請負(遠隔巡回・遠隔監視等による警備力向上に資する新たなモデルの構築)」では、鉄道駅での警備業務における高度な警備サービスの実現と省人化による効率的な警備サービスの提供に向けた「遠隔巡回・遠隔監視等による警備力向上に資する新たなモデルの構築」の支援に取り組む。
インフラ分野:令和2年度「地域課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証に係るインフラ分野におけるローカル5G等の技術的条件及び利活用に関する調査検討の請負(遠隔・リアルタイムでの列車検査、線路巡視等の実現)」では、鉄道車両や線路の4K映像を撮影し、5G網内のクラウド基盤においてAIの深層学習(ディープラーニング)でリアルタイム解析した後、即座に遠隔監視室に配信する開発実証の支援に取り組む。
協和エクシオは「今後は、これら各種開発実証で得た知見、経験を活かし、スマート農業・スマートシティ・スマートファクトリーに代表される、全国各地の社会課題の解決に貢献できる新たなビジネスやサービスの創出を目指していく」との考えを示している。