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富津市におけるLPWAを活用した実証実験の開始【NTTテレコン】

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自治体と連携したDX化推進の取組み

 NTTテレコンは1月8日、地域社会の発展と市民サービスの更なる向上を推進するため、千葉県富津市と包括連携協定を締結した。
 NTTテレコンは「これにより、防災・防犯、高齢者支援を始めとする地域社会の発展および市民サービスの向上を目指すため、千葉県富津市とともにLPWAを活用した実証実験を、2022年3月末まで実施し、サスティナブルな自治体の将来像を模索していく」という。

 具体的には、富津市内に設置されている防災柱にNTTテレコンのLPWA機器を設置し、ガス使用量の検針を通じた高齢者見守りサービスの提供、および居住者の自宅内に防災情報受発信用簡易端末を設置し、LPWAを活用した防災情報をランプとブザーで知らせることで、確実な伝達を目指すサービスを提供していく。
 これにより、ガスの不使用情報等異常状態を容易に検知することで、民生員等による高齢者宅の訪問を効率化することが可能となり、また防災情報等の確実な伝達による、富津市民の安心安全な生活の提供に貢献していくという。

 また、実証実験の結果をもとに、富津市におけるDX化のロードマップを描くことで、 さらなる地域課題の解決や、地域社会の発展および市民サービスの一層の向上に資する取り組みを今後も推進していくとともに、この実験を通して得られた知見を活かし、他の自治体への提案・連携につなげていく予定だとしている。

 NTTテレコンは「今後もオープンイノベーションの積極的な推進を図り、NTTグループ等さまざまな事業者とも協業、連携し、LPWA技術、遠隔自動検針のノウハウを軸としたさまざまなサービスを提供することで、地域社会の発展および市民サービスの向上、業務改善・改革につながる取り組みを推進していく」との考えを示している。