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5G X LAB OSAKAで工場IoT用5G端末実証試験を実施【住友電工】

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 住友電気工業(以下、住友電工)は12月22日、5Gに対応したデータ伝送が可能となる、工場IoT用の5G端末を開発したと発表した。
 また、5G X LAB OSAKAでこの5G端末の実証試験を行った結果、高速・大容量通信が安定して実現できることを確認したという。同社は「こうした5G端末の製品化を進め、工場の生産性や安全性の向上に寄与していく」との考えを示している。

 住友電工は、5Gを活用した高速なIoT通信に対応し、カメラやセンサなどから収集した情報を伝送する機能を有した端末の開発に取り組んでいる。工場でのDXの実現から検討を開始しており、工場内データのデジタル化と、工場の生産性や安全性の向上に向けた検討を進めている。
 同社は11月に、大阪南港の「5G X LAB OSAKA(ファイブジー・クロス・ラボ・オオサカ)」検証ラボを活用した実証試験を実施した。この試験は、5G端末に接続されたIoTデバイスと検証ラボに設置された試験用5G基地局間でのデータ伝送量や速度を測定するものだ。ここで高精細映像や多数のセンサ情報の伝送を想定した長時間の通信試験を行い、高速・大容量通信が安定して実現できることを確認したという(図1)。

 同社は「工場IoTにおける様々な利用形態を想定した試験などを実施するため、継続的に“5G X LAB OSAKA”を活用し、工場の生産性や安全性向上に寄与する5G端末の製品化を進める予定だ。また“5G X LAB OSAKA”を利用する多業種の利用者の方との連携も行い、5Gを活用した新たなビジネスの創出に取り組んでいく」との考えを示している。

5G X LAB OSAKAのイメージ

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