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大規模データセンタ向け大容量2,000kVA UPSを販売開始【日立イプ】

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セントラル方式大容量UPSでは据付面積業界最小クラス

「UNIPARA-UP2001iシリーズ」 (2,000kVA)

 日立インダストリアルプロダクツ(以下、日立イプ)は12月18日、大規模データセンタ向けに、大容量UPS「UNIPARA-UP2001i」シリーズを12月から販売開始すると発表した。

 日立イプは、ユーザのニーズに応じてさまざまな容量のUPSを取りそろえており、大容量モデルとして、システム冗長構成への対応が可能な高信頼性設計の「UNIPARA」シリーズを展開してきた。近年はAIやIoTなどデジタル技術の進展や、新型コロナウイルス感染症拡大に伴うリモートワーク・eコマースの利用増加など、ニューノーマル時代の対応に向け、さらなるデータ利活用が求められている。今回、大規模データセンタや製造設備、公共施設など幅広い分野向けに、大容量ユニットを一括制御するセントラル方式で1,000~2,000kVAの大容量・省スペースを実現した新シリーズ「UNIPARA-UP2001i」を追加する。 
 同製品の特長は次の通り。

大容量・省スペース
 コンパクトな500kVA三相一括IGBTユニットの採用で、500kVAUPSモジュールを幅1,000mm、1面で構成し、これを並列接続することで単機2,000kVAUPSにおいて、保守バイパス回路を含めて業界最小クラスの幅5,900mmを実現した。また、前面保守構造とすることで、裏面保守スペースを不要とし据付面積の大幅削減を可能とした。さらに、従来の単機500kVAUPS×4台並列システムに比べ据付面積を約60%に低減した。これにより、データセンタでのサーバスペースの有効活用を図ることができる。

グローバル標準電源仕様 三相4線に対応
 グローバルで標準採用されている三相4線方式配線に対応したトランスレス三相4線方式を採用した。今後ますます拡大が期待されるデータセンタのグローバル化に対応する。また、負荷力率1.0にも対応するとともに、従来の三相3線方式にも対応可能だ。

省エネルギー
 3レベルインバータ方式の適用と大容量IGBTの採用で最大効率97%を達成した。同モデルは、負荷率25%以上で効率95%以上を維持しており、幅広い負荷率での省エネが可能となる。

配線工事の簡素化
 2,000kVAUPSの入出力は3,000Aクラスのバスダクト配線が必要となる。同UPSは保守バイパスを含めたUPSシステムを1列盤構成とすることで、外部入出力配線を除くシステム内の大電流母線を盤内配線とし、配線工事の簡素化を図った。これにより、バスダクト配線を簡素化し工事費の低減も可能とした。

安心の見守りサービス
 ネットワークを通じてUPSのデータを収集し稼働管理をサポートする。日立の遠隔監視・支援センタによる24時間の遠隔監視サービスだけでなく、専用のポータルサイトから、ユーザ自身が稼働状態の確認や問い合わせを行うことも可能だ。

UNIPARA-UP2001i仕様