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NECの「大規模遺留指紋照合システム」と「デジタル信号処理プロセッサ」がIEEEマイルストーンに認定

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 NECは12月15日、同社が開発した大規模遺留指紋照合システムとデジタル信号処理プロセッサ(DSP) μPD7720が、IEEEマイルストーンに認定されたと発表した。

 1982年に開発された大規模遺留指紋照合システムは、犯罪現場に残された遺留指紋から容疑者を迅速に捜索し、公衆安全に貢献したことが高く評価された。μPD7720は、世界初の商用のプログラマブルなDSPで、音声などのデジタル信号を効率良く処理し、通信のデジタル化に大きく貢献した。

認定された技術。

IEEEからNECに対し、マイルストーンに認定された業績を記した銘板を贈呈するため、12月15日にNEC本社ビル(東京都港区)にて贈呈式を開催。
IEEEマイルストーンは、IEEEの広範な活動分野である電気・電子の分野において達成された画期的なイノベーションの中で、開発から少なくとも25年以上経過し、社会や産業の発展に多大な貢献をした歴史的業績を認定する制度としてIEEE創立100周年を翌年に控えた1983年に創設された。その狙いは、優れた技術成果に光を当てると共に、それを生み出した技術者に対する社会一般の理解と評価を高めることにある。IEEE Milestone に選定されると、その業績を記した銘板が贈呈され、ゆかりの地に展示される。