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BT、ロンドンと英国の主要都市の5Gパートナーにエリクソンを選択

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 エリクソンは10月28日、ロンドン、エディンバラ、ベルファスト、カーディフ、その他の主要都市におけるBTの5G RANプロバイダに選ばれたと発表した。(本抄訳は11月4日にエリクソンの日本法人が発表)

 BTとエリクソンの戦略的パートナーシップの大幅な強化を示す今回の発表は、今年初めのBTによる次世代クラウドネイティブデュアルモード5Gコアのサプライヤとしてのエリクソンの選定に続くもので、エリクソンはエンド・ツー・エンドでBTの5Gパートナーになった。ネットワークの展開後 エリクソンはBTの5Gトラフィックの約半分を管理することになる。

 パートナーシップの拡大により、次世代の5G製品とサービスについて協力するエキサイティングな機会が生まれている。
 エリクソンのRANプラットフォーム技術は、BTのモバイルユーザの顧客体験を向上させる一方でBTの持続可能性への長年の取り組みを強化し、エネルギー消費量を削減しコストを最適化する。

 BTのCEOであるPhilip Jansen氏は「BTのお客様は最高のネットワークに値し、弊社は実際にそれを提供している。私たちは英国における5Gのリーダーであり、市場でのリーダーシップを維持するための重要なパートナーとしてエリクソンと協力することに興奮している。私たちはこの契約を通じて、お客様にとって最高のモバイル体験を引き続き追及していく。5Gの圧倒的な通信速度は、お客様の事業の発展をお手伝いし、BTのネットワーク上で様々なコンテンツをストリーミングし、世界中の同僚や友人と連絡を取り合うために有用だ」とコメントを出している。

 エリクソン社長兼CEOのBörje Ekholm氏は「BTには英国において5Gの目標を追求するための明確な方針があり、それを実現するためのパートナーに選ばれたことを喜んでいる。エリクソンは既に5Gコアのパートナーにも選ばれており、英国の主要都市においてBTのお客様に高性能で安全な5Gを提供する今回の契約を通じて協力関係をさらに強化できることを嬉しく思っている。これらの重要な地域への5Gの展開は、人口密度が高くトラフィックの多い場所におけるエリクソンのテクノロジーリーダーシップを改めて示すことになるだろう」としており、「5Gは、デジタライゼーションにかける英国の野望を実現し、経済のデジタライゼーションを加速し、消費者向けと法人向けの次世代の無線通信技術のイノベーションを刺激する上で重要な役割を果たす。優れた最先端の5G技術、堅牢なサプライチェーン、英国で120年以上の営業実績を持つエリクソンは、BTと共に信頼性の高い安全な5Gネットワークを展開することをお約束する」とコメントを出している。

ポートフォリオ情報

 エリクソンの5G RAN展開と2G/4Gネットワークの刷新は Ericsson Radio Systemポートフォリオの製品とソリューションで構成される。これには、BTが4Gと5Gでトラフィックを動的に共有し、スムーズで高速で費用対効果の高い5Gへの移行を実現できるエリクソンスペクトラムシェアリングが含まれる。
 BTが選択したクラウドネイティブデュアルモード5Gコアネットワークでは、エリクソンのデュアルモード5Gコア(Evolved Packet Coreと5Gコア)製品とサービスが展開されている。

 エリクソンは現在、それぞれ異なる世界中の通信事業者と113件の商用5G契約または合意を結んでおり、その内65件が稼働中の商用5G網で、64件が公表されている。