R&S TS8980試験システムによる5G機器の認証プロセス対応能力を大きく強化【ローデ・シュワルツ】
モバイル/無線 無料 ローデ・シュワルツは8月20日、大幅に増加したGlobal Certification Forum(GCF)のWork Item(WI)や、PCS Type Certification Review Board(PTCRB)が5GのFR1 RFコンフォーマンス試験に求める要件に対し、その認証試験基準に対応したことを発表した。
R&S TS8980FTA 3A は572件の新しいGCF Validationと215件の新しいPTCRB Validationを取得しており、市場をリードするRF試験システムR&S TS8980の最新バージョンとして、5G機器の広範な認証試験を実施可能だ。
機器認証プロセスは、モバイル通信業界にとって極めて重要だ。GCFやPTCRBの認証要件への準拠によって、その携帯端末が様々なネットワークで規定通りに動作することを保証できるからだ。多数の5G周波数帯とその組み合わせに対応した最新のテストケース検証に加え、R&S TS8980FTA 3AはGCF WIに対する23件の試験プラットフォーム認証基準(test platform approval criteria:TPAC)を新たに満たした。そのため、機器の認証や試験アプリケーションに幅広く使用できる。
R&S TS8980は、GSMからWCDMAやLTE、5Gまで全ての無線アクセス技術に対応した、他に類をみない試験ソリューションとなる。同社は「研究開発から認証試験まで一貫したRF試験に使えるツールとして高い評価をいただいている」としている。
この統合型の試験システムは、シーケンサであるR&S CONTESTソフトウェアによって操作し、高効率で正確かつ再現性のある測定結果を実現する。またR&S CMX500無線通信テスタと組み合わせると、すでにR&S TS8980の旧バージョンを利用しているユーザにとって、5G対応への展開をスムーズに行える他にはない方法となる。
R&S TS8980は、好評なRFコンフォーマンス試験システムの製品シリーズであり、2Gから5Gまで全てのモバイル通信技術に1つのプラットフォームで対応できる市場で唯一の製品となる。