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小容量・低価格の仮想ネットワークアプライアンス「vFX-S」を発売【古河電工】

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ルータ増設不要、テレワーク環境の早期改善にも貢献

 古河電気工業は7月1日、既存の仮想ネットワークアプライアンス「FITELnet vFX」をベースに開発した『FITELnet vFX-S』を7月より発売すると発表した。
 トラフィック量などの利用環境の変化に応じて柔軟にライセンスを追加・解除できるサブスクリプションライセンス方式を採用し、10Mbpsから5Gbpsまで5段階のライセンスを用意しており、ルータの増設などの設備投資なく早期に利用を開始でき、必要に応じて小容量から安価に導入することが可能だ。企業向けサービスを展開する通信事業者やSIerに同ライセンスを提供することで、企業の社内ネットワークのNFV化を支援し、テレワーク時の通信環境改善にも貢献する。

背景

 近年の働き方改革の推進に加え、新型コロナウイルスの感染拡大防止措置として、企業はテレワークを積極的に採用するなど、新しいワークスタイルを模索する動きが加速しています。そのような中で、社外からの社内ネットワークへのアクセスにおいて「つながらない」「速度が遅い」といった問題も浮上している。アクセス数の増加に対応すべく、各企業ではルータの増強を行うなど改善を進めている。
 一方、ルータの増設における費用や工事期間の発生などが早期導入を求める企業の要望に見合わないといった問題も指摘されている。ネットワーク機能の仮想化はルータを増設する場合と比べて設備投資や設備メンテナンスなどの運用コストを軽減でき、工事に要する時間も不要となるため、低コストかつ迅速な企業のネットワーク構築・増強を実現するソリューションとして期待されている。

内容

省リソースで高い暗号通信性能:動作に必要な最小1コア、メモリ8GバイトでIPsec中継性能最大5Gbpsを実現している。

主要なハイパーバイザに対応:動作可能なプラットフォームとして、Linux KVMと VMware ESXiのハイパーバイザに対応している。また、様々なクラウドサービス基盤上での動作に順次対応する予定だ。

設備コストの最適化に適したサブスクリプションライセンスを採用:5段階のスループットライセンス(10Mbps、100Mbps、500Mbps、1Gbps、5Gbps)を用意。利用環境の変化に応じて柔軟にライセンスの追加が可能だ。

価格:1ライセンス4万円/年より販売。

ライセンス


FITELnet vFX-S利用イメージ