光通信、映像伝送ビジネスの実務者向け専門情報サイト

光通信ビジネスの実務者向け専門誌 - オプトコム

有料会員様向けコンテンツ

インド大手通信工事事業者 TATA Communications Transformation Servicesと融着接続機の長期納入契約締結【住友電工、SETI】

テレコム 無料

 住友電気工業(以下、住友電工)およびインドの同社100%子会社であるSEI Trading India(以下、SETI)は6月 1日、インド大手通信工事事業者TATA Communications Transformation Services (以下、TCTS)との融着接続機長期納入契約を締結したと発表した。

 TCTSはインド大手の通信工事事業者として携帯電話網の構築や同国政府が掲げインド通信業者が推進している「スマートシティプロジェクト(光通信網を駆使したインド全土の近未来型都市化構想)」に参画するなど、インド情報通信網構築に重要な役割を担っている。
 TCTSが担うインドでの光通信網工事は、高温高湿(50℃/90%)下の砂埃が舞う環境で実施され、工事現場への頻繁な移動も伴う。そのような過酷な状況における作業効率の改善が喫緊の課題となっていた。住友電工は「TCTSより、世界最高レベルの耐環境特性や振動衝撃に強い構造と低損失融着を同時に実現した弊社の『コア直視型融着接続機』が高く評価され、この度2年間の長期納入契約に至った」としている。
 すでにインド全土において同社融着機を用いた光通信網の工事が開始されている。同社融着機とSETIによる保守・技術サポートにより、携帯電話網の拡充やスマートシティプロジェクトのスピーディな推進に強い期待が寄せられている。

 住友電工は「今後も市場に求められる製品開発、高品質で信頼性の高い製品供給に努め、超高度情報化社会の発展に貢献していく」との考えを示している。

インドでの光通信網工事の様子。