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エリクソン、チャイナモバイルの5G RAN及びコアネットワークのベンダに選定

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 エリクソンは4月29日、チャイナモバイルの全国規模のNRスタンドアローン展開の第二フェーズで、5G RANと5GCコンポーネントを含む5G契約を獲得したと発表した。(抄訳の発表は5月12日)

 5Gサービスの全国展開を推進するチャイナモバイルは、今回の契約によりエリクソンとの5G RAN(Radio Access network)パートナーシップを17の省に拡大し、Ericsson Radio Systemの製品とソリューションを展開する。
 またエリクソンは、5GC(5G Core)ネットワーク装置を五つの省にまたがる二つの主要な地域に提供する。5G Coreネットワークは、Ericsson Dynamic Orchestrationと共にNFVI上に展開される。エリクソンはまた、既存の契約の一部として、クラウドVoLTE、クラウドUDM(Unified Data Management)及びポリシーも提供する。
 エリクソンとチャイナモバイルは、5G技術とアプリケーションの開発・検証・試験で協力を続けてきた。これにはチャイナモバイルの5Gネットワーク展開のための積極的な製品開発や、4G/5G互換ネットワークソリューションのカスタマイズが含まれる。5Gネットワークにおける協力の拡大は、中国の移動体通信技術に係る30年近くにわたる長期的なパートナーシップに新たなマイルストーンを築くものとなった。エリクソンは、チャイナモバイルの5Gネットワーク構築における主要なパートナーに加わった。

 エリクソンは5Gの主要なサプライヤとして、エコシステムや業界のパートナーと協力して中国の5Gの発展に貢献し、スマートでデジタルな未来を共に構築していく。現時点でエリクソンは、四つの大陸で稼働中の32の5Gネットワークを含む91件の商用5G契約と合意を、それぞれ異なる通信事業者と締結している。