Coltテクノロジーサービスは4月30日、SD WANプラットフォームにVoIPトラフィックの最適化とIPv6サポートという２つの新機能を追加したことを発表した。 この2つの機能は、グローバルで利用できる。

　現在、世界中でテレワークを導入する企業が急増している。企業内におけるリモートユーザー数が急増することで、企業ネットワーク内における音声トラフィックやビデオトラフィックが想定以上に高い割合を占めるようになり、パフォーマンスの低下や、WAN回線増強のためのコストが増加するという事態が起きている。

　Colt SD WANはお客様のネットワークのVoIPアプリケーションの中から、ミッションクリティカルなVoIPトラフィックを識別して優先し、信頼性、パフォーマンスを向上させる。SD WANベースのVoIPネットワークを採用することで、企業は急激に変動するネットワーク需要に柔軟に対応できるようになり、エンドユーザに優れたテレワーク環境を提供することができる。

　Coltは、SD WANソリューションを提供するネットワークサービスプロバイダーのなかでも、IPv6をグローバルでサポートする数少ないプロバイダだ。企業ネットワークにおいて、新規で追加するデバイスに割り当てられるIPv4アドレスの数は限られている。IPv4とIPv6の両方をサポートするColt SD WAN により、ユーザはIPv4 でWANを設計・構築した後でも、多額なコストをかけることなくIPv6ネットワークに移行することができる。

　Coltテクノロジーサービス プロダクトポートフォリオ部門バイスプレジデントのPeter Coppens氏は「世界中の企業が新しい働き方を取り入れようとするなか、迅速にニーズに適応できるネットワークやプロダクトが求められている。世界中の多くの企業に採用されるネットワークを構築・運用するColtは、昨今の非常事態時にも常に柔軟かつ安定したネットワークサービスを提供することで、お客様の事業継続に貢献できるように努めていく。また、新しい機能を順次追加することで、お客様のデジタル・トランスフォーメーションの実現を全面的にサポートしていく」 とコメントを出している。