楽天モバイルはテスト、検証、最適化におけるキーサイトの技術を新たな5Gサービスで活用していく

　キーサイト・テクノロジーズ（以下、キーサイト）は4月14日(サンタローザ)、楽天モバイルが高度な5Gサービスを迅速に展開するために、インフラストラクチャとデバイスのテスト、検証、最適化において、キーサイトの5Gネットワークおよびチャネルエミュレーションを採用したと発表した。(抄訳は日本法人が4月15日に発表)

　楽天グループの子会社である楽天モバイルは、イノベーションとコラボレーションを中心に据え、5Gレディで完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワークを構築している。楽天モバイルは市場のタイムラインに沿った高性能なユーザエクスペリエンスを提供するために、テストと検証プロセスの効率を大幅に改善するキーサイトのソリューションを選択した。
　楽天モバイル 代表取締役副社長兼CTO（最高技術責任者）のTareq Amin氏は「キーサイトのような世界の有数な企業とともにテクノロジーの限界を押し広げ、モバイルネットワークのデザインの常識を書き換えていけることを大変嬉しく思う。5Gテストや検証の分野でリーダーであるキーサイトの技術と知見により品質と安定性の高いモバイル体験を提供することができるようになる」とコメントを出している。

　最近発売された5Gデバイスベンチマークツールセットを含むキーサイトの5Gネットワークおよびチャネルエミュレーションソリューションスイートにより、楽天モバイルは5Gデバイスとネットワークインフラストラクチャのエンドツーエンドを無線（OTA）テスト環境で効率的に検証することができる。このソリューションスイートは、Global Certification Forum（GCF）で検証された包括的なテストケースセットへの早期アクセスを可能にする。これにより、楽天モバイルは3GPP の5G NR規格に準拠する、プロトコルおよび無線周波数（RF）デバイスの受け入れ検査を加速できる。
　キーサイト・テクノロジーズ シニアバイスプレジデント兼コミュニケーションソリューショングループ プレジデントのSatish Dhanasekaranは「エコシステムがイノベーションを加速する中核をなすのが、画期的な技術をサポートするコラボレーションだ。私たちは楽天モバイルと連携して5Gの基盤を拡張し、より繋がる未来を構築するという彼らの戦略目標をサポートできることを嬉しく思っている」とコメントを出している。