スタートアップのための事業支援プログラム「5G for Startups」および事業共創プログラム「∞の翼」を新たに開始【KDDI】
モバイル/無線 無料KDDIは3月24日、スタートアップの事業開発を支援し、優れた5Gサービスの創出を目指す事業支援プログラム「5G for Startups」、およびスタートアップのビジネスモデルと大企業のリアルアセットを活用して、5G時代の事業共創を目指す事業共創プログラム「∞の翼」を開始した。
KDDIは、2011年より事業共創プラットフォーム「KDDI ∞ Labo」を開始し、これまでに77社のスタートアップ企業を支援してきた。2019年4月からは「5Gプログラム」を開始し、国内の大手企業を束ねた「パートナー連合」とスタートアップ企業とのマッチングを通して、5G時代の事業共創に取り組んできた。
KDDI ∞ Laboは、「パートナー連合」が提供するさまざまな支援アセットを通じてスタートアップの事業開発を支援し、優れた5Gサービスの創出を目指す「5G for Startups」を新たに開始する。「5G for Startups」において、KDDIはスタートアップに5Gの開発環境や高度な開発サポートなど事業支援アセットを提供する。
さらに、KDDI ∞ Laboは、5G時代の事業共創をより一層加速させるため、「パートナー連合」をはじめとする大企業各社にて進行中の新規事業プロジェクトを随時公開するとともに、各プロジェクトごとにスタートアップとの事業化を推進する事業共創プログラム「∞の翼」を新たに開始する。その第1弾として、「5G×コミュニケーション」「5G×商業施設」「5G×テレビ番組」「5G×スタジアム」の4つの事業共創プロジェクトを開始する。
KDDIは「“通信とライフデザインの融合”を推進し、”社会の持続的な成長に貢献する会社”として、スタートアップやパートナー企業とともに、新しい体験価値を創造していく」という。
取り組み内容(インフラ関連を抜粋)
「5G×商業施設」
取り組み内容:
・自律移動型ロボットを活用した、商業施設の新たな警備システムの開発
・5G通信環境を活用したサービス・ビジネスモデルの開発
・その他、商業施設の運用効率化や新たなユーザ体験の創出
プロジェクトオーナー:KDDI、名古屋グランパスエイト
採択スタートアップ:ENDROLL
「5G×スタジアム」
取り組み内容:
・試合のスタッツや観客の盛り上がり具合などをリアルタイムに可視化
・会場外のスペースも使い、場内と同様の熱量で観戦できる仕組み
・試合前や試合中に、客席からでもスマホで操作できる、双方向型のイベント演出
プロジェクトオーナー:三井不動産、KDDI
採択スタートアップ:SEQSENSE