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ファーウェイがキャンパス、データセンタ向けの2つの旗艦ソリューションをリリース

データセンタ/LAN 無料

ファーウェイ・エンタープライズ・ビジネスグループのバイスプレジデントであるスン・フヨー氏

 ファーウェイは2月25日(深セン)、同社のIndustrial Digital Transformation Conference(産業デジタル転換カンファレンス)でキャンパス向けのHiCampus、およびデータセンタ向けのHiDCの2つの旗艦ソリューションをリリースしたことを発表した。(情報提供:共同通信 PR Wire)

 カンファレンスは世界中にライブストリームされた。ファーウェイは「5G、オプティカルネットワーキング、IPネットワーキング、およびAIテクノロジーにおける主要な優位性により、技術領域全体で共同イノベーションを実行し、技術の進化とビジネス開発を並行してデジタル変革のジャーニーにおける顧客の成功を促進することができる」としている。
 ファーウェイ・エンタープライズ・ビジネスグループ バイスプレジデントのスン・フヨー氏は「デジタル技術は世界を再構築し、すべての職業に利益をもたらしつつある。企業の外部環境がますます複雑かつ予測不能になるにつれ、事業継続マネジメント(BCM)は、すべての企業の長期開発計画における企業戦略の一部となるべきだ。企業のICTシステムは、生産ツールおよび主要資産となっているため、BCMに含める必要がある。ファーウェイは、グローバルな5G規格の中核的貢献者であり、グローバルな光ネットワーク業界のリーダーであることに加え、Wi-Fi6規格のNo.1貢献者であり、クラウド、エッジ、デバイス分野向けのフルスタック、フルシナリオAIソリューションを提供することができる業界唯一のベンダでもある。当社は5GプラスIP、IPプラス光、IPプラスAIなど、これらのドメイン全体のコアテクノロジーを統合し、ビジネス世界の技術レイアウトを再構築する革新的なソリューションを開発している。ファーウェイは2020年、キャンパス向けのHiCampusとデータセンタ向けのHiDCの2つの旗艦ソリューション、および新世代のAirEngine Wi-Fi6、OceanStor Dorado、OptiXtrans DC908、SmartLi UPSの4つのスター製品を発売する。われわれは、顧客向けの独自のビジネス価値を創造する一方で、高速ネットワーク、インテリジェンス、そしてインテリジェント時代の環境に優しいという顧客のニーズを満たすことを目指している」とコメントを出している。

Huawei HiCampusソリューションが次世代キャンパスネットワークを構築

 エンタープライズ・キャンパスネットワークは、劣悪なアクセス体験、高水準のエネルギー消費、サービスイノベーションの遅れなどの課題に直面している。スン・フヨー氏が発表したHuawei HiCampusソリューションは、これらの課題に対処するための以下の3つの革新的機能を備えている。

1.ファーウェイは5G RFテクノロジー、マルチシステム・コスケジューリングなどの5Gアルゴリズム、スマートアンテナとソフトウエア定義の無線アクセスネットワーク、および5Gネットワーキングの概念をIP分野に導入している。5GとIPを搭載したファーウェイのAirEngine Wi-Fi 6は、世界最速で最も安定した常時オンの100 Mbpsのネットワーク体験を提供している。AirEngine Wi-Fi 6は、10 Gbpsのピークスループットレート、10ミリ秒のレイテンシー、および業界標準を20%上回るカバレッジ半径を特長としている。この高品質で完全に無線のキャンパスネットワークアクセス・ソリューションは、従来の有線および無線キャンパスネットワークアクセスモデルよりも優れている。

2.Campus OptiXネットワークソリューションはIPとPOLアーキテクチャーを介した完全な光キャンパスネットワーク接続を実現する。柔軟な容量、強力なサービス処理、サービス自動化、IPネットワーキングを備えたインテリジェントなO&Mの優位性を共有するだけでなく、省エネ、単純性、高効率の光学技術の有利な機能を統合している。これにより、このソリューションは空港、教育機関、ホテル、オフィスなどのキャンパスシナリオに特に適している。Ovumによる包括的なネットワークソリューション評価によると、ファーウェイのIPとPOLソリューションは、従来のレイヤードスイッチング・キャンパスソリューションよりも大幅に優れている。

3.Huawei Horizon Digital Platformは、キャンパスサービスを従来の単一シナリオインテリジェンスから全体的なキャンパスインテリジェンスにアップグレードする。IMOCおよびNCEは、スマートキャンパス向けのインテリジェントなO&Mソリューションである。インテリジェントかつオープンであり、フルスタックモニタリングが可能である。これにより、リソース使用率が20%、ユーザ体験が15%、O&M効率が30%、それぞれ向上し、障害検知時間を数時間から数分に短縮される。

Huawei HiDCソリューションは革新的アーキテクチャー、テクノロジー、メディアを備える

ファーウェイ・エンタープライズ・ビジネスグループのウィング・キン・レオンCTO

 世界のデータ量は、2018年の33ZBから2025年には180ZBに増える。この背景の下で、従来のデータシステムは、データ収集、ストレージ、コンピューティング、管理、使用のアーキテクチャー上のボトルネックに直面するだろう。ファーウェイ・エンタープライズ・ビジネスグループ 最高技術責任者(CTO)のウィング・キン・レオン氏は「Huawei HiDCデータセンタソリューションをリリースし、顧客がインテリジェントかつ高性能でグリーンなデータセンタを構築できるよう支援した。このソリューションは、革新的なアーキテクチャー、テクノロジー、メディアを備えており、より高速で効果的なデータのコンバージェンスと共有を可能にする。

スリーインワン・アーキテクチャー:最新のAIファブリックインテリジェントでロスレスのデータセンタネットワークソリューションは、革新的なiLosslessアルゴリズムを使用してイーサネット、InfiniBand、ファイバーチャネルネットワークを統合し、サーバーコンピューティング能力を28%、ストレージIOPSを30%、それぞれ向上させる。データセンタ相互接続(DCI)ソリューションは、IPと光の相乗効果を使用して、業界の他のベンダよりも40%高い容量と25%長い伝送距離を提供する。このソリューションは、ネットワークトラフィックとマネジメントコラボレーションによるサービスの市場投入までの時間(TTM)短縮と、総所有コスト(TCO)の30%超削減を実現する。

スムーズな進化を実現し、今後10年間でサービス要件を満たすテクノロジー:CloudEngine 16800データセンタースイッチは、業界で最も高密度の400GEポートを活用し、超高速信号伝送、超放熱、効率的な電力供給を提供すると同時に、 ビット当たりの消費電力を50%削減する。DCI製品であるHuawei OptiXtrans DC908は、将来の使用に耐えるSuper C+Lバンドテクノロジーを活用し、波長ごとに800Gbps、最大220波長をサポートする。また、革新的に簡素化されたハードウエアおよびソフトウエアアーキテクチャにより、IT技術者たちがより簡単に展開できるようになった。これにより、クラウド時代のエンタープライズデータセンタ向けに、ゼロから始めて、超ブロードバンド、超簡素化された相互接続ネットワークを迅速に構築することができる。NetEngine 8000シリーズルータはSRv6を使用して、帯域幅とレイテンシーに基づいたルート選択を可能にし、さまざまなサービスのSLA要件を満たし、ネットワークプロトコルを削減し、O&Mを簡素化する。それらは世界中に20以上の商業事例がある。

鉛からリチウムへのバッテリー革命:データセンタの電源はリチウム時代に入った。従来の鉛蓄電池と比較して、Huawei SmartLi UPSは電子、デジタル、インテリジェント技術をこれまでにない形で統合し、バッテリー寿命を10-15年使用しても十分な充電5000回に改善する。これにより、顧客のTCOが大幅削減され、データセンタ電力システムの完全なデジタル管理が実現する。ファーウェイの次世代OceanStor Doradoインテリジェント・オールフラッシュストレージは、業界をリードする2000万のIOPSを達成し、サービスレイテンシーを0.1ミリ秒未満に安定的に維持し、企業のデータの潜在的可能性を引き出す。

 ファーウェイ・エンタープライズ・ビジネスグループは「さまざまな新技術を統合し、新しいコネクティビティー、コンピューティング、プラットフォーム、およびエコシステムを活用してインテリジェントな世界の基盤を構築し、デジタル変革における顧客の成功を促すことにコミットしている。現在、世界の700以上の都市、およびFortune Global 500企業の中で228社(上位100社のうち58社を含む)がデジタル転換のパートナーとしてファーウェイを選択してきた」としている。