ファーウェイが事業成功を支援するため、最先端の5Gネットワークをリリース。業界初の800Gモジュールによる48 Tbpsを提供。
モバイル/無線 無料 ファーウェイは2月21日(ロンドン)、ロンドンで2月20日に開かれたファーウェイ(Huawei、華為技術)の製品・ソリューションの発表会で、ファーウェイのCarrier BG Marketing and Solution Sales部門のプレジデントであるペン・ソン氏が基調講演に登壇し、オペレーターが商用5Gの成功を実現するのを支援するための最先端の5Gネットワークを紹介したと発表した。(情報提供:共同通信PRワイヤー)
ファーウェイは「中国のことわざにあるように“金持ちになるには、まず道を造らなければならない”。同様に、オペレーターの商用5Gの成功は、シンプル化されスマートで環境に優しく、超高帯域幅およびエンドツーエンドのAIをサポートする最先端の5Gネットワークの上に築かれなければならない」としている。
発表された最先端5Gネットワークの特長は次の通り。
シンプル化されたRANは5G展開を加速:シンプル化されたRANは、3つの製品ソリューション、すなわち業界最軽量の第3世代のMassive MIMOアンテナ、業界最高の集積レベルのBlade AAU、400 MHz超広帯域AAUを備えている。これらのソリューションは、オペレーターが5Gを迅速に展開するのを支援するため、設置、サイト取得、散在する周波数帯の問題に対処する。64T64Rをサポートする第3世代のMassive MIMOアンテナは、軽量で設置が容易だ。Blade AAUは、全てのsub-6 GHz周波数帯域の下で能動的・受動的統合をサポートし、サイト取得に必要な時間を大幅に短縮する。ファーウェイは「400 MHz超広帯域AAUは業界の他社よりも1世代ほど前に進んでいる」という。
スマートIPネットワークはコミッタブルSLAのサポートで業界をリード:このソリューションを通じ、ベストエフォート型IPネットワークはSLA-コミッタブルIPネットワークに変換できる。FlexEベースのフレキシブル・ネットワークスライシングにより、スマートIPネットワークは業界最高の1 Gbpsのスライシング精度を誇っている。これは業界平均の5倍である。Network Cloud Engine(NCE)と連動し、SRv6を使用するスマートIPネットワークは、業界で初めてコミッタブルレイテンシーをサポートする。ファーウェイは「このソリューションはIn-situ Flow Information Telemetry(iFIT)も使用しており、障害は数分で見つけることができ、ネットワークは高度に利用可能であるということを意味する」としている。
業界初の800Gモジュールの超高帯域幅転送ネットワーク:このソリューションは、単一光ファイバで業界平均より40%高い48 Tbpsの送信能力を提供する。これは、転送ネットワークが今後10年間、円滑に展開できることを保証する。
グリーンコネクションは5Gサイトの消費電力を低減:5G AAUはファーウェイの独自の高集積チップを使用しており、消費電力を15%以上低減する。AI対応のPowerStarソリューションもマルチスタンダード・マルチ周波数帯域の調整をサポートしており、ネットワーク全体の消費電力をさらに15%-20%低減する。
AI対応・エンドツーエンドの5G配信はデジタル・インテリジェント時代への道を開放:AIは5Gの完全なライフサイクル管理に適用されている。これは、ネットワーク計画がより良いユーザ体験のためにさらに厳格になり、ネットワーク構築がより高い品質のためにさらに機動的になり、ユーザに売り出されるサービスがさらに的を絞られ、ユーザ体験の問題がさらに迅速に取り上げられるということを保証する。
ペン・ソン氏は「われわれが本日リリースした最先端の5Gネットワークは、氷山の一角にすぎない。われわれは、業界をリードする製品とソリューションを開発し、オペレーターが商用5Gの成功を実現するのを支援するため、基礎理論や材料、アルゴリズムのような領域に一貫して投資している」と語ったという。