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ロンドンにおけるColt IQネットワークのさらなる拡張を発表【Colt】

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Colt IQネットワークへの継続投資をおこない、ロンドン市内でネットワークの高密度化

 Colt テクノロジーサービスは1月9日(ロンドン)、ロンドン市内および近郊においてファイバ高密度化プロジェクトを完了させ、同社発祥の地であるロンドンにおけるファイバ総距離を110キロメートル延長したことを発表した。
 同社は「このプロジェクトは東欧、ダブリンおよびベルリンでのファイバ構築に平行して進められており、Colt IQネットワーク拡張は、今後も企業のデジタル進化を支援し、私たちが提供するネットワークを通して世界の仕組みを変えていこうという決意を表明するものだ」としている。
 この拡張により東欧の10都市以上を結ぶ7,000キロメートルのネットワークが新規に完成し、さらにロンドン、ダブリン、ベルリンのメトロエリアで300キロメートル以上のファイバが敷設される。

 Colt IQネットワークの拡張は、顧客需要のさらなる伸びに加え、5Gなど業界の新しい動向に応えるものだ。Ciscoの2022年までのVNI(Visual Netowrk Index)予測によると、世界的なインターネットのトラフィックの22%が移動体通信ネットワークから伝送されるようになり、2017年と比較して12%増加するといわれている。このモビリティへの需要の高まりは、信頼できる機動的な高密度ファイババックボーンの重要性がこれまで以上に高まることを示している。
 Coltテクノロジーサービス 最高経営責任者(CEO)のCarl Grivner氏は「世界がワイヤレスネットワークに劇的に移行するなか、ファイバネットワークの重要性は増すばかりだ。Coltは、ファイバを当社の最重要資産とみなしており、数年前から自前の広帯域ネットワークであるColt IQネットワークに投資をおこなっている。昨年発表した東欧、ダブリン、ベルリンの拡張プロジェクトは、お客様にもお喜びいただいており、このたびのロンドンでのネットワーク拡張により、イギリス首都でのファイバの高密度化を実現した。私どもは28年前にロンドンを拠点に設立された会社であり、設立以来、通信業界が大きく変化していくのを見てきた。今回、今後10年間の進化に対応できるコネクティビティバックボーンを準備できたことを光栄に思っている」とコメントを出している。
 メトロエリアにおける、ファイバの高密度化プロジェクトは2020年前半に完成を予定しているが、すでに新規ネットワーク資産の販売が始まっているという。