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5Gネットワーク構築を支える先進技術・製品をグローバル展開【ドコモ】

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タイとシンガポールで国内通信機器の実証実験を実施

 ドコモは12月20日、国内の通信機器ベンダとの協創により、海外の通信事業者に対して国内の先進的な通信機器を販売していく取り組み(以下、スキーム)を推進するため、電気興業、およびAGCと、タイの大手通信事業者AIS、およびシンガポールの大手通信事業者StarHubと共同で、12月に実証実験を実施したと発表した。

 ドコモは、海外の通信事業者向けに、新技術の導入支援やネットワークセキュリティ・信頼性診断、 無線エリア改善などのユーザサービス品質を向上させる、ネットワークコンサルティングサービスを2015年11月より開始し、海外通信事業者と関係性を築き、ネットワーク技術に関するノウハウなどを蓄積してきた。

 今回発表されたスキームは、ドコモがこれまで海外で培った経験とノウハウを活用して、国内の通信機器ベンダが保有する先進的な技術や製品を、海外の商環境や法制度などを考慮しながら、海外の通信事業者に展開していく取り組みだ。この取り組みが実現することにより、国内の通信機器ベンダは自社の優れた技術や製品を、海外市場へ円滑に展開することが可能になる。今後ドコモは「5G 時代を見据え、アジアを中心としたグローバル市場に向けて、国内パートナー企業の先進技術・製品を積極的に展開していく」としている。

スキームのイメージ

 同スキーム実現の最初のステップとして、電気興業が提供するメタマテリアル反射板を、タイの大手通信事業者AISの検証環境で、同技術の有効性を確認する実証実験。およびAGCが提供するガラスアンテナを、シンガポールの大手通信事業者StarHubの検証環境で、同技術の有効性を確認する実証実験が実施された。ドコモは「本実証実験を通じて、海外通信事業者のニーズを把握するとともに、現地当局による許認可、認証取得、商材の輸出入貿易管理などに関するノウハウを獲得した」としている。