Colt IQネットワークに最新鋭デジタルコヒーレント技術とFlex Gridを導入【Colt】
データセンタ/LAN 無料Colt テクノロジーサービスは10月28日、最新のオプティカルテクノロジーを使用し、Colt IQネットワークの大幅な大容量化と機能拡張を発表した。
今回のColt IQネットワークの機能拡張は、Cienaの最新鋭のデジタルコヒーレントテクノロジーであるWaveLogic AiとFlex Gridの導入により、コアネットワークにおける波長の利用効率向上と大容量化を実現し、回線デリバリの納期短縮や、さらなる広帯域サービスの市場投入が迅速に行えるようになった。
2016年に稼働を開始したColt IQ ネットワークは、ヨーロッパ、アジア、北米において900以上のデータセンタや27,500以上の商用ビルに広帯域ネットワークサービスを提供している。今回の機能拡張で、Coltのコアオプティカルネットワークの容量は4倍となり、400Gbpsの超高速ネットワークサービスの提供も視野に入れている。
また、Coltは最新技術導入によりネットワーク容量を増強するとともに、広帯域を必要とする市場の要望に応えるべく、Colt Spectrumサービスなどの広帯域サービスポートフォリオの拡充と機能拡張を行っていくという。同社は「今回の投資は、Coltが提供するネットワークが常に技術革新の最先端にあり、オンデマンドの広帯域サービスによってお客様とクラウド環境をより身近なものにし、お客様のビジネス変革を推進する存在であり続けることを企業の責任として捉えた決意の表れでもある」としている。
Colt 最高運用責任者(COO)のRajiv Dattaは「2016年、Coltは広帯域戦略推進の鍵として、次世代オプティカルおよびパケットネットワークへの大型投資を発表した。それ以来、企業やプロバイダーの拡大するクラウド接続ニーズに応えてきた。そして、世界のメトロエリアを中心に広範囲に展開しているColtのファイバーネットワークで、エンドユーザの拠点拡大のお手伝いをしている。お客様からは大きな反響をいただいており、このたびの追加投資でもさらなる広帯域接続ニーズに確実に応えていく」とコメントを出している。
この数年間でColtは、米国13都市、東欧、オーストラリアにサービスを展開しグローバルリーチを拡大するとともに、日本国内でもネットワークを拡張している。またロンドン、ダブリン、ベルリンなどの既存のメトロエリアにおいても拠点追加やファイバーネットワークの増設のためさらなる投資を行っている。
Ciena バイスプレジデント兼ヨーロッパ担当ゼネラルマネジャーのJamie Jefferies氏は「CienaのWaveLogic AiはAdaptive Network構築の真の土台となり、ColtのIQネットワークが今日の企業の広帯域やオンデマンドの需要を満たすお手伝いをする。CienaはColtと長年にわたり協力し合っており、当社のコヒーレントテクノロジーによって、Coltの次世代ネットワークが様々な可能性を実現するのを楽しみにしている」とコメントを出している。