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Bluetooth 5.1に適合したテストソリューションを実現するソフトウェアオプション【アンリツ】

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MT8852B BLE AoA/AoDオプションの販売を開始

MT8852B

 アンリツは8月26日、Bluetoothの最新コア仕様バージョン5.1に対応し、Bluetooth市場において急成長が予想されている位置情報サービスの新技術を評価する「BLE AoA/AoDオプション MT8852B-037」を開発し、このソフトウェアオプションの販売を開始したことを発表した。
 MT8852Bに「BLE AoA/AoDオプション MT8852B-037」を搭載することで、Bluetooth Core仕様バージョン5.1でサポートされた方向探知技術(Angle of Arrival/Angle of Departure:AoA/AoD)で要求されるRF測定に対応する。
 MT8852Bは、Bluetooth Core仕様バージョン5.1に準拠するBluetoothデバイスの開発・検証及び製造に貢献する。

開発の背景

 従来からBluetoothを利用した位置情報サービスはあったが、Bluetooth 5.1におけるAoA/AoDの登場により、更に高精度な位置情報の提供が可能になるため、ユーザ体験の向上と適用分野の拡大が予想されている。
 AoA/AoDは、広く普及しているBluetooth Low Energyに追加された技術であり、資産追跡・屋内ナビゲーションシステムなど新たな形での利用が可能となる。
 今後、Bluetooth 5.1に対応した様々なサービスや製品の登場が予想され、方向探知技術:AoA/AoDのRF測定のニーズが高まることが見込まれている。
 このニーズに応えるため、アンリツはMT8852Bで、Bluetooth Core仕様バージョン5.1に対応した。

製品概要

 MT8852Bは、Bluetooth SIG RF Test Specificationsに規定されている試験手順に対応しており、Bluetoothチップセットやモジュール、セットベンダの開発部門や製造ラインにおいて必要とされるBR、EDR、BLE、Bluetooth Audioなど各種測定が行える。
 また、MT8852Bには開発用途に適したPCアプリケーションソフトウェアを標準で添付している。同ソフトウェアを利用することにより、テストパケットをグラフィカルに表示できるとともに、テストリミットに対する合否の自動判定が可能で、開発や試作段階における障害の原因特定が容易に行える。
 さらに、MT8852Bは、2.4 GHz帯WLAN製品との共存試験を可能とする独自のAdaptive Frequency Hopping(AFH)試験機能を有していることに加え、量産試験を自動化できるターンキーソリューションも用意している。