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2020年へ向けWebex特別プランで働き方改革を支援【シスコ】

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3ヶ月間無償トライアルを提供 初年度は15%の料金で全社でのテレワークを実現可能に

 シスコシステムズは8月21日、2020年の東京オリンピック・パラリンピックへ向けテレワークの普及を支援するため、クラウドベースのウェブ会議「Cisco Webex Meetings」を主催するためのライセンスを、ユーザが導入しやすい料金で提供する特別プランを発表した。この特別プランでは、希望するユーザに3ヶ月無償のトライアルを提供する。その後東京オリンピック・パラリンピック開催期間を含む初年度は従業員数(※)の15%の料金で「Cisco Webex Meetings」を全社で利用できる。また、トライアル期間を含め、導入や活用を促進するための無料オンライントレーニング等も併せて提供するという。
※従業員数は、メールアドレスを有する社員数をベースに算出。

 東京オリンピック開催期間中の交通混雑緩和の方策として、テレワークへの注目が高まる一方、導入企業の割合は19.1%にとどまるなど(総務省「平成30年通信利用動向調査」)、日本でのテレワーク普及はまだ緒に就いたばかりというのが実状だ。この特別プランを通じ、シスコはより多くの企業や組織のユーザが、オリンピック開催までに容易にテレワークを導入しやすい環境を整えられるよう支援する。さらに、大会以後も場所にとらわれない柔軟なワークスタイルの定着により、ユーザの生産性、従業員モチベーションの向上などの効果が生まれることを期待しているという。

Cisco Webex Meetings

 Cisco Webex Meetingsは、PC、スマートフォン、タブレット、ビデオ会議端末など、様々なデバイスから、オンライン上で音声や映像だけでなくデータやアプリケーションを共有したコミュニケーションが行える世界シェアトップ(Synergy Research, June 2019)のコラボレーションソリューション。カメラを通して相手の顔を見ながら会話ができるだけでなく、資料の共有や録画、参加者とチャットを行うことも可能だ。主催者アカウント(ライセンス契約が必要)をもっていれば最大 1,000 名まで参加できるウェブ会議を何度でも開催することが可能だ。世界中で毎月3,600万回以上の信頼性の高いウェブ会議が行われ、人々をつないでいる。

従業員数の15%のライセンス料金で、全社員がCisco Webex Meetingsの主催者アカウントを利用して会議を開催可能に

 特別プランでは、日本国内のあらゆる企業・組織が、初年度の1年間、従業員数の15%の人数分のライセンス料金(社員1000人の企業であれば、150人分の料金)のみで、全員がCisco Webex Meetingsを使ってウェブ会議を主催できる。また、導入の試験や効果検証など、実運用をスムーズに開始できるよう、3ヶ月間先行して無償で使用することもできる。無償トライアル、および特別プランの申し込みは、シスコの販売パートナー企業が窓口となり9月中旬から受付開始、10月よりキャンペーン開始予定だ。契約に関する諸条件等キャンペーンの詳細に関しては、9月中旬までに販売パートナー企業各社及びシスコの働き方改革ページにて告知。

大会期間中、シスコは全社的にテレワークを実施、社員のユニークな働き方には報奨金も

 東京オリンピック・パラリンピック期間中(2020年7月24日~8月9日及び8月25日~9月6日)、シスコは原則として全社的にテレワークを実施、日本国内のどこからでも勤務可能とし、リモートワークでもオフィス勤務と変わりない通常の業務を継続する。また、ワーケーションをはじめ、ユニークなテレワーク体験を実践し、SNSなどを通じ社内外に共有した社員に対しては、報奨金を支払うなどの取り組みを行う。
 シスコは「これからも“働き方改革”の支援を重点戦略の一つと位置づけ、日本の企業や組織の生産性向上に貢献するためのソリューションを提供していく」としている。