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世界初CAN FD Class3対応コモンモードチョークコイルを商品化【村田製作所】

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DLW32SH101XF2

 村田製作所は7月29日、世界で初めてIEC62228-3で次世代車載ネットワークCAN FD用コモンモードチョークコイル(以下、CMCC)に求められるDCMR Class3に適合した、巻線コモンモードチョークコイル「DLW32SH101XF2」を商品化したと発表した。2019年8月から量産を開始するという。

 近年、自動車業界ではより安全で快適な走行を目指し、自動車の基本動作を制御する技術の高度化が急速に進んでいる。こうした動きにともない、ECU、センサ、モータなどをつなぐ車載ネットワークの高速化が求められ、データ伝送速度が最大1Mbpsの従来のCANから、より高速なCAN FDへの置き換えが進んでいる。
 村田製作所は「“DLW32SH101XF2”は、当社の持つCMCCの設計・製造に関する豊富なノウハウを活用し、独自の巻線構造により小型を維持しながら、CAN FD用CMCCに求められる高性能・高信頼性を実現した」としている。