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「Multi-Cloud Connect」において、通信キャリアとして初めて「Oracle Cloud」東京リージョンへのVPN接続を開始【NTT Com】

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国内アクセスのスループット高速化、遅延の低減でさらに快適に

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は5月8日、セキュアなマルチクラウド環境を実現する「Arcstar Universal One Multi-Cloud Connect」(以下、「Multi-Cloud Connect」)において、通信キャリアとして初めて、日本オラクル(以下、オラクル)が提供する「Oracle Cloud」東京リージョンへのVPN接続を開始した。

背景

 オンプレミス環境においてオラクルのソフトウェアを利用している企業は多く、そのためクラウドでも現状の環境と親和性の高い「Oracle Cloud」を使いたいというニーズが増えている。
 NTT Comは、2017年4月から日本の通信キャリアで初めて「Oracle Cloud」へのVPN接続を開始しており、今回新設された「Oracle Cloud」の東京リージョンへの接続にもいち早く対応する。

特長

 「Multi-Cloud Connect」は、「Oracle Cloud」のみならず、NTT Comのクラウドサービスである「Enterprise Cloud」のほか、「Amazon Web Services」、「Microsoft Azure」、「Google Cloud Platform」などのさまざまなクラウドサービスとVPNで接続しており、一つのネットワークでセキュアなマルチクラウド環境を実現することができる。
 また、NTT Comのデータセンタ「Nexcenter」や、VPN「Arcstar Universal One」を利用しているデータセンタ内のオンプレミスサーバと接続することも可能で、クラウドサービスとの併用によるハイブリッド環境も構築できる。
 今回、「Oracle Cloud」東京リージョンへの接続に対応することで、さらに快適に利用できるようになった。

「Oracle Cloud」へ、セキュアかつ高スループット、低遅延で接続

 「Oracle Cloud」東京リージョンへVPNで直結するため、日本国内からセキュアかつ高スループット、低遅延の安定した環境で「Oracle Cloud」を利用することができる。
 また、「Oracle Cloud Infrastructure」および同インフラストラクチャ上で稼働する自律型データベース「Oracle Autonomous Database」などのオラクルの広範なクラウドサービスラインアップを、インターネットを介さないセキュアなネットワーク環境で利用することが可能だ。

重要なデータの国内保管に活用可能

 個人情報をはじめとした重要なデータの保管先についての関心が高まるなか、特にセキュリティを重視する官公庁や地方自治体、金融機関などのユーザの間で、データの保管先を日本国内のサーバに限定したいというニーズが高まっている。
 「Oracle Cloud」東京リージョンと「Multi-Cloud Connect」を利用することで、データ資産を国内で保管したいというニーズ、あるいは今後想定される、国内でのデータ保管を求められるような法令にも対応することが可能だ。

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パートナー企業からのコメント

 日本オラクル 執行役 副社長 アライアンス統括の石積尚幸氏は「日本オラクルは、NTT Comが提供する“Multi-Cloud Connect”と、今回、新たに開設した次世代“Oracle Cloud”東京リージョンとの VPN 接続を歓迎する。本サービスが開始されることで、お客さまデータセンタ内でご利用いただいている既存オラクル製品と“Oracle Cloud”とを、安定したネットワーク環境で迅速に接続することで、お客さま環境に即したハイブリッド利用が実現できる。本サービスをはじめとしたNTT Comとのパートナリングにより、お客さまのビジネスの変革に貢献していく」とコメントを出している。
 アシスト 執行役員 オラクルクラウド事業推進担当の小西雅宏氏は「アシストは、NTT Comが提供する“Multi-Cloud Connect”と“Oracle Cloud東京リージョン”との VPN 接続を歓迎する。“Oracle Cloud”を利用いただくお客さまの要求にお応えするためには、安定・セキュアな高品質のネットワークが必要不可欠だ。本サービスの開始により、お客さまデータセンタ内にある既存オラクル製品と“Oracle Cloud”が安定したネットワーク環境で迅速に接続され、お客さまの環境に即したハイブリッド利用が実現できるものと期待している」とコメントを出している。

今後について

 NTT Comは「今後もNTT Comは、お客さまのDXを共に実現する“DX Enabler”として、eSIMを活用したグローバルなネットワークサービス“IoT Connect Mobile”や、AIサービス、データマネジメントやサービタイゼーションを支援するサービスなどのさまざまな施策を展開していく。また、より多くのパートナー事業者との相互接続性を高め、マルチクラウド接続の自動化や管理機能の強化を進めるなど、さらなるサービス拡充に取り組んでいく」としている。