マルチアプリケーションに対応した世界最速の1.2Tbps DCO Daughter Cardを製品化【富士通オプティカルコンポーネンツ】
テレコム 無料 富士通オプティカルコンポーネンツは2月27日、近距離、都市内、都市間、データセンタ間、海底通信などのマルチアプリケーションに対応した、世界最速の最大1.2Tbpsのコヒーレント伝送が可能な1.2Tbps DCO (Digital Coherent Optics) Daughter Cardを製品化したと発表した。
この1.2Tbps DCO Daughter Cardを、すでに製品化済の64Gbaud LN変調器、64Gbaud 集積コヒーレントレシーバなどの高帯域製品ラインナップに加え、デバイスからモジュールまで様々なニーズに対応したソリューションをユーザへ提供することが可能となる。
製品の特長
- QPSK から64QAM までの各種変調方式に加え、ハイブリッド変調方式と多次元変調方式を新たに採用し、32Gbaudから64Gbaudまでの各種変調速度の組み合わせにより、数千kmの都市間伝送、数百kmの都市 内伝送、80-120kmの近距離伝送など様々なアプリケーションへ対応可能。
- 64Gbaud コヒーレントDSP (Digital Signal Processor)、及び自社製の64Gbaud LN変調器と64Gbaud 集積コヒーレント レシーバを用いることにより、2波長で従来の200Gbps DCOトランシーバに比べて6倍の最大1.2Tbpsの大容量コヒーレント伝送を実現。
- 自社製L-band LN 変調器を用いることにより、製品化当初からL-Bandへの対応も可能であり、多波長化によるC+L Band (最大190波)の大容量化が可能。
なお、本製品に搭載される高性能コヒーレントDSPは、総務省の委託研究である「巨大データ流通を支える次世代光ネットワーク技術の研究開発」と「新たな社会インフラを担う革新的光ネットワーク技術の研究開発」の研究成果を活用しているという。
更新