光通信による次世代ワイヤーハーネス構築が可能に
DX/IoT/AI 無料KDPOFの車載向けギガビット イーサネットが 、電磁適合、堅牢さ、容易な組み込み性を提供
KDPOFは、3月26、27日にドイツ、ルードヴィクスブルクで開催される車載ワイヤーハーネス国際会議「International Congress Automotive Wire Harness」において、車載向けギガビットイーサネットPOF(GEPOF)を発表する。KDPOF CEOで共同創立者のCarlos Pardo氏は「光イーサネット技術は本来のガルバニック絶縁と堅牢性によって、今後の車載ネットワークインフラに最適だ。POFは新しい48 V電気構成による電磁適合性と安全性への課題に応える」としており、「世界に広がる供給力と競争力ある市場のおかげで車載のワイヤーハーネスへのシームレスな統合を実現する」という。POFは、その固有の電磁適合性(EMC)により、バッテリー管理システム(BMS)や統合型スマートアンテナ(ISA)といったアプリケーションに最適だ。また、自動運転の安全性の向上と、システムの一部が何らかで機能しなくなった場合の自動ロック回避のため、POFは有効だという。
信頼性と堅牢性を備えたネットワーク統合
POFケーブルの信頼性はとても高い。厳しい環境、振動、ねじれ等に耐性がある。さらに、速い曲げ運動やきつい曲げ、汚れた液に対しても許容する。また低発生ノイズで電磁界による影響にも耐性がある。プラスチック製の大口径ファイバなので、POF は製造するにも使用するにも低価格だ。設置はとても簡単で引き回しやクランピングは銅線とほぼ変わらない。KDPOFは、初の車載ギガビットイーサネットPOFトランシーバKD1053で、フレキシブルなデジタル ホスト インターフェース、低遅延時間、低ジッター、低リンクタイムにより高い接続性を提供する。KD1053トランシーバは、IEEE Std 802.3bv改規格に準拠しており、自動車メーカーの要求にも完全に対応している。