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光通信関連デバイスの生産ライン用試験・検査システムに最適なAQ2200用光源モジュール開発・発売【横河計測】

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光源モジュール「AQ2200-112」
(手前左)1チャネルモデル
(手前右)2チャネルモデル

 横河計測は1月30日、同社の光通信関連機器用マルチアプリケーションテストシステムAQ2200シリーズの新ラインアップとして、光パワーのレベル安定性に優れた光源モジュール「AQ2200-112」を開発し、1月31日より販売を開始すると発表した。「AQ2200-112」は、光通信ネットワークに必要な光コネクタや光ファイバ、および光アイソレータなどの光受動部品の生産ラインにおける試験・検査システムに最適な光源。

開発の背景

 インターネット、スマートフォン、地上波デジタル放送などの大容量・高速通信サービスの普及やクラウドサービス向けデータセンタの拡大により、光通信ネットワークに使用される光コネクタや光ファイバ、および光アイソレータなどの光受動部品の需要が年々増加している。これら光部品の生産ラインでは、光パワーの損失を測定するために光出力レベルが安定した光源が求められる。横河計測は「お客様のこのようなニーズに対応するため、レベル安定性に優れた光源モジュールAQ2200-112を開発した」という。
 新製品の特長は次の通り。

損失測定に必要な光出力レベル安定度

 「AQ2200-112」は、発光素子の恒温制御や被測定物からの反射光の影響抑制、干渉による測定値のばらつきの低減により、光出力レベル安定度±0.005デシベル(dB)を実現しました。光部品の光パワーの損失測定用に適した、レベル安定性に優れた光源だ。
 また、波長は光通信で一般的に用いられている4種類の波長(1310/1550/1625/1650nm)を提供するため、光通信用部品の開発・生産に最適だ。

損失測定システムの構築が容易

 光パワーの損失測定では光源と光センサを使用し、また測定波長を切り替えながら測定する場合には光スイッチも必要だ。AQ2200シリーズは、光センサ、光スイッチ、波長可変光源をプラグインモジュールとしてラインアップしている。今回、光通信で用いられている波長に対応した波長固定の光源モジュール「AQ2200-112」を発売したことにより、AQ2200シリーズで光通信部品の光パワー損失測定システム構築が可能となった。
 また、多心コネクタやテープ心線ファイバなどの多心測定には、センサ用アクセサリとして複数の光ファイバで構成されるファイバ・コネクタであるMPOコネクタアダプタやテープ心線アダプタもラインアップしている。

主な市場

  • 光コネクタ、光ファイバーケーブル、光アイソレータなどの光受動部品など光部品の開発、生産部門
  • 光増幅器、光伝送装置など光通信関連製品の開発、生産部門

用途

  • 光コネクタ、光ファイバーケーブルなど光部品の試験・検査
  • 光増幅器、光伝送装置など光通信関連製品の製造試験・検査