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IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)対応Ethernet/IPパフォーマンステスタ「STC 11ax対応C50アプライアンス」を販売【東陽テクニカ】

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IEEE 802.11ax対応無線LANアクセスポイント/ネットワークのパフォーマンスとスケーラビリティが、1台で評価可能に

 東陽テクニカは1月28日、米Spirent Communications社が開発・製造する次世代ネットワークパフォーマンステスタSpirent TestCenterシリーズの「C50アプライアンス」に、次世代無線LAN規格IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)対応の新モデル、Ethernet/IPパフォーマンステスタ「STC 11ax対応C50アプライアンス」を加え、2018年12月12日に販売を開始し、日本の大手通信事業者に採用されたと発表した。

 「STC 11ax対応C50アプライアンス」は、今後、無線LAN通信として主流になると予測されている次世代無線LAN規格IEEE 802.11ax(以下 11ax)に対応した無線LANアクセスポイント(以下、AP)や無線ネットワークのパフォーマンスとスケーラビリティの評価試験をオールインワンで提供するEthernet/IPパフォーマンステスタ。無線LANネットワークシステムの、APや無線LANネットワークの同時接続ユーザ数、および有線ネットワークの通信速度を1台で正確に評価・可視化することができる。11axにおける無線LAN AP/ネットワークの品質・性能を可視化することで、通信事業者や無線LANネットワーク構築事業者は、利用者の満足度向上が図れる最適な無線LAN環境の構築と安定した高品質な通信サービスの提供が可能になる。また、無線LAN機器メーカーは、システム毎に事業者が求める仕様に合致する既存製品の提供、さらには新製品の開発を効率的に行うことができ、リードタイムの短縮や工数の削減、売上増加につなげることができる。

 スマートフォンやタブレット端末が普及し、ラグビーワールドカップ2019 日本大会や2020 年東京オリンピック・パラリンピック競技大会といった大規模イベントの開催に向けて、公衆無線LAN 環境のさらなる整備・拡充が求められている。無線LAN 環境を構築する際、AP の性能・品質を正確に把握することは非常に重要だ。しかし、AP のデータシートのデータはあくまでも一定条件下のみの試験結果であり、通信事業者や無線LAN ネットワーク構築事業者が独自に求めるシステムの要件に合致するパフォーマンスやスケーラビリティを持つかどうかを正確に把握するためには、無線LAN ネットワークシステム毎にそれぞれAP の評価試験を行う必要がある。
 また、現在最も主流な無線LAN 規格はIEEE 802.11ac だが、さらなる高速化や安定性を目指して11ax の標準化が進められています。11ax の主な特長として、5GHz 帯と2.4GHz 帯のサポート、OFDMAサポート、キャパシティ向上、低消費電力および高速な最大伝送レートのサポートなどが挙げられ、今後の無線LAN 市場で主流の規格になると予測されていて、急速に11ax 対応の無線LAN AP/ネットワークの試験需要が増加している。
 これらのニーズを満たすテスタとして東陽テクニカはいち早く、11ax 対応の無線LAN AP や無線ネットワークのパフォーマンスおよびスケーラビリティの評価試験をオールインワンで提供する、Ethernet/IP パフォーマンステスタ「STC 11ax 対応C50 アプライアンス」を発売した。無線LAN ネットワークシステムのAP や無線LAN ネットワークの同時接続ユーザ数、ならびに有線ネットワークの通信速度を、正確に評価・可視化することができる。また、現在の無線LAN 規格であるIEEE 802.11 a/b/g/n/ac も評価可能で、現世代および次世代の無線LAN AP/ネットワーク評価が1台で実施できる。
 通信事業者や無線LAN ネットワーク構築事業者は、システム要件に合致する適切なAP を選定することで最適な無線LAN 環境の構築と通信品質の担保ができ、さらに安定かつ高品質な通信サービスの提供が可能になる。また、AP の選定に伴う無駄な投資や工数削減に寄与する。無線LAN 機器メーカーは、通信事業者が無線LAN ネットワークシステム毎に求める仕様に合致するAP の提供が的確にできるようになり、さらに効率的な新製品開発や既存製品のアップグレード、リードタイムの短縮、工数の削減を実現できる。
 東陽テクニカは「次世代ネットワークパフォーマンステスタ“Spirent TestCenter”シリーズに、無線LAN インターフェースとして“STC 11ax 対応C50 アプライアンス”をラインアップに加えることで事業を強化し、今後も無線LAN ネットワークに関わる事業全体を支え、貢献していく」としている。

Ethernet/IPパフォーマンステスタ「STC 11ax対応C50アプライアンス」

主な特長

 「STC 11ax 対応C50 アプライアンス」はIEEE 802.11ax 対応無線LAN アクセスポイント/ネットワークのパフォーマンス試験やスケーラビリティ試験が1 台で実施可能だ。主な特長は以下の通り。

  • 無線LAN 最大同時接続クライアント数:256
  • 最大伝送レート:4.8Gbps
  • 対応規格:802.11 a/b/g/n/ac/ax
  • 対応MIMO:1×1, 2×2, 3×3, 4×4, 8×8
  • Rader シグナル生成ポート搭載により5GHz 帯DFS試験シグナルの生成が可能
  • 有線LAN ポート数:10G/5G/2.5G/1G/100M BASE-T 4 ポート
  • 「Spirent TestCenter」がサポートする全てのプロトコルエミュレーション(DHCP, PPPoE, 802.1x など)と連携可