BS4K放送対応セットトップボックスを2019年春より提供開始【住友電気工業】
映像伝送/CATV 無料住友電気工業は11月27日、Android TVを採用したBS4K放送対応セットトップボックス「ケーブルプラスSTB-2」を、2019年4月以降順次、全国のケーブルテレビ事業者にKDDIを通じて提供を開始すると発表した。これに先立ち、来月からは同社を通じてサンプル機の提供を行うという。
「ケーブルプラスSTB-2」は、2018年12月1日から開始されるBS4K放送に対応したケーブルテレビ事業者様向けセットトップボックス。BS及びBS4K放送のトランスモジュレーション方式、パススルー方式に対応しているため、多くのケーブルテレビ事業者が利用できる。トリプルチューナを搭載し、受信したケーブルテレビ放送を視聴しながら、他の番組を2番組まで同時録画することができる。
また、付属リモコンやGoogle Homeに話しかけることで操作が可能なGoogle アシスタントに対応した機能を搭載している。チャンネル切換、録画コンテンツの早送り・早戻しや視聴中番組の録画開始などが音声操作可能で、わずらわしいリモコン操作を必要としない、快適な視聴環境を提供する。
「ケーブルプラスSTB-2」の主な特長は次の通り。
BS4K放送に対応
高精細、広色域のBS4K放送を受信可能
HDR(HDR10、HLG)に対応しており、使用するテレビにあわせてHDR、SDRの中から最適な方式で出力する。HLG方式に対応していないテレビでもBS4K放送や、ビデオオンデマンドのHDRコンテンツを楽しむことができる。
トランスモジュレーション、パススルーの両方式に対応
本体背面にケーブル放送、衛星放送の入出力端子をそれぞれ1つずつ具備しており、ケーブルテレビ事業者のサービスがトランスモジュレーション方式、パススルー方式のどちらでもBS、BS4K放送を受信できる。
JLabs SPEC-033,034に準拠
高度BSデジタル放送トランスモジュレーション運⽤仕様JLabs SPEC-033(単一QAM変調方式)とJLabs SPEC-034(複数QAM変調方式)に対応。単一256QAMまたは複数の64QAMで伝送された4K TLVストリームの受信が可能だ。
音声操作に対応
付属リモコンのGoogle アシスタント キーを押し、リモコンに話しかけることで、チャンネル切換、録画コンテンツの早送り・早戻しや視聴中番組の録画開始などが音声操作可能だ。
※Google Homeに話しかけることでも同等の音声操作が行える。
放送と通信を連携させたHybridcastに対応
本体をインターネット環境に接続し、Hybridcast対応番組でリモコンのdボタンを押すと、番組と連動したコンテンツを楽しむことができる。
従来機種「ケーブルプラスSTB」の基本機能を引き続き搭載
Android TVを採用
映画、音楽をはじめゲームや生活情報などの豊富なアプリケーションをダウンロードしてテレビやモバイル端末で楽しむことができる。音声入力によるコンテンツ検索、モバイル端末とテレビの画面共有機能(Chromecast built-in対応)は引き続き利用できる。
Gガイド番組表を搭載
Gガイド番組表による最大1ヶ月間の番組表示やお気に入りの番組名/カテゴリ/ジャンル/人物名など、多彩な検索条件での自動録画予約機能を提供する。
モバイル端末・インターネットとの連携
ホームネットワーク内のDLNA対応のプレイヤ端末に対して、「ケーブルプラスSTB-2」から放送中の番組や録画したコンテンツを配信できる。また、DLNAサーバ機能を持つ機器で受信した放送や録画したコンテンツの再生も可能だ。
さらに、「ケーブルプラスSTB-2」で録画したコンテンツの持ち出し(ダビング)も可能で、モバイル端末で楽しむことができる。
事業者向け保守サービスおよび地域密着サービスへの対応
遠隔保守機能を搭載し、TR-069に対応したリモートでのファームウェア更新、機器の設定確認/変更/リセットなどが行える。視聴情報の収集などサービス向上に役立てることができる。
ケーブルテレビ事業者ごとにスタート画面をカスタマイズでき、地域に密着したサービスを提供できる。