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アンリツの5G NR RFテストシステムがNTTドコモに正式採用

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テストシステムの外観

 アンリツは10月29日、同社の5G NR RF コンフォーマンステストシステムME7873NRがNTTドコモより初の5G NR RFテストシステムとして正式採用されたと発表した。これにより、既に採用されている5G NRモバイルデバイステストプラットフォームME7834NRと合わせて、RF、Protocolの両面でNTTドコモのデバイス受入試験を全面サポートし、安定した5Gサービス提供に貢献することになる。
 ME7873NRは、GCFおよびPTCRBにおいて5G NRのテストプラットフォームTP250として登録されており、3GPPで規定された5GのRF試験での端末認証、さらにはPTCRBの認証にも使用される予定だ。
 また、併せて開発を進めているOTAチャンバとRFコンバータを組み合わせることで、Sub-6GHzおよびミリ波スプリアス測定を含む3GPPで規定される5G周波数帯域をカバーする。製品概要は次の通り。

ME7873NR 5G NR RF コンフォーマンステストシステム

 ME7873NRは、3GPP TS38.521で規定される5G NRのRF試験に対応する自動試験システム。5G NRにおけるスタンドアローンモード(SA)/ノンスタンドアローンモード(NSA)双方への対応を計画しており、また、5G用OTA(CATR)チャンバと組み合わせることで、5Gで使用されるSub-6GHzだけでなくミリ波を含む周波数帯域をカバーする。測定要件に応じたフレキシブルなシステム構成が提案でき、従来のW-CDMA/LTE用RF試験システムME7873LAからアップグレードが可能だ。

ME7834NR 5G NR モバイルデバイステストプラットフォーム

 ME7834NRは、5G NR事業者受入プロトコル試験と5G NRプロトコルコンフォーマンス試験に対応する自動試験システム。LTEプロトコル試験において既に採用されているME7834LAからアップグレード可能だ。