エンタープライズコンピューティング、ストレージ、ネットワーキングソリューション、
グリーンコンピューティング・テクノロジーを提供するSuper Micro Computer, Inc.（SMCI）は７月23日、投票権を持つ新メンバーとして、ストレージネットワーキング・インダストリ・アソシエーション（Storage Networking IndustryAssociation、SNIA）の理事会に加わったと発表した。

　ストレージ技術のプロバイダーとして、Supermicroは長年にわたり、ポートフォリオとストレージソリューションの革新に注力し、顧客に最高の製品と経験を提供してきた。現代のデータセンタは、ビッグデータとAIソリューションを重視しており、高品質のストレージネットワーキング・サポートの価値と導入が増大している。投票権を持つメンバーとしてSNIAに参加することで、業界でのSupermicroの影響力が強まり、Supermicroと他の重要なプレーヤーとの共同作業が可能になり、究極的にはストレージ市場の標準を引き上げることができる。Supermicroはまた、フラッシュ、永続性メモリー、フォームファクター、ストレージ管理、およびクラウドストレージドメインにおけるSNIA標準の開発に付加的パースペクティブをもたらすことにもなるだろう。
　SNIA理事会のデービッド・デール会長は「過去数年間で、Supermicroなど他社ブランド製品メーカー（Original Equipment Manufacturers、OEMs）は、コンピューターおよびストレージベンダのエコシステムにとって、より重要かつ影響力のある存在となってきた。Supermicroのリーダーシップ・レベルでのSNIA参加を大いに歓迎する。それは、SNIAの課題が、変化するストレージ業界のエコシステムに適合していることを明確に示すものだと信じている」とコメントを出している。
　Supermicroのタウ・レン・テクノロジー担当上級副社長は「Supermicroは、常にサーバーとストレージシステムの市場初の開発者であり、オールフラッシュNVMeと永続性メモリー技術をサポートするシステム実現のパイオニアの1つだ。このシステムレベルの設計、開発の経験は、ストレージ技術の継続的な向上を現実化するのに不可欠だ。SNIAは、ベンダー中立的なアーキテクチャー、標準、教育サービスの開発と普及において、世界のストレージ業界をリードしている。Supermicroは今回、技術と業界の発展を促すため、SNIAの業界リーダーの仲間に加わることになった」とコメントを出している。
　Supermicroのタウ・レン・テクノロジー担当上級副社長は、SNIAの理事会に加わる。タウ・レン氏は25年の業界経験のあるベテランで、Supermicroのエンジニアリング、マーケティング、製品管理、テストチームを管理している。同氏は、オープンストレージネットワーキング・ソリューションをより広範な市場に展開していくための革新的な標準、ベンダー中立的教育、サービスを提供することで、SNIAの使命の遂行を推進するストレージ技術リーダーのエリートグループに参加する。