世界初、400GbE & 100GbE対応コアルータの性能をパフォーマンステスタで実証する“異速度インターワークライブデモ”をInterop Tokyo 2018で公開【東陽テクニカ】
テレコム 無料現行コアネットワークへの400GbE技術導入を加速
東陽テクニカは、Spirent Communications社(以下、Spirent社)の新ラインアップであるIPパフォーマンステストツール「Spirent TestCenter 400G/200G/100G/50G Ethernet マルチレートテストモジュール」を2018年2月より販売している。
東陽テクニカは、6月13日より幕張メッセで開催されるInterop Tokyo 2018において、同テストモジュールと、ノキアソリューションズ&ネットワークス合同会社(以下、NOKIA社)が発売する400ギガ & 100ギガビットイーサネット対応コアルータ「NOKIA 7950 XRS」とを、400GbEならびに100GbEの異速度でインターワーク接続し性能を実証する共同ライブデモンストレーションを、世界で初めて披露する。この共同ライブデモンストレーションは、100GbEを中心に構成されている現行コアネットワークへの400GbE技術の導入を加速させ、日本のインターネットの高速化に貢献する歴史的なイベントとなる。
東陽テクニカはSpirent社の国内総代理店であり、今回の「Spirent TestCenter 400G/200G/100G/50G Ethernet マルチレートテストモジュール」はInterop Tokyo 2018 “Best of Show Award”の測定部門でFinalistとしてノミネートされているという。
現在、サービスプロバイダーの基幹ネットワークやデータセンターでは、100GbEのネットワーク機器が数多く採用され、増え続けるデータトラフィックの処理を支えている。一方で、IoTやM2Mなど従来の通信機器以外のデバイスがネットワークに繋がり情報がやり取りされる時代になり、回線スピードの増強はますます必要とされている。製品開発の分野では、その次のハイスピードとなる400GbEへの準備が着々と進められており、さらに400GbEはIEEE P802.3bsタスクフォースで技術仕様化が完了し、本格的な実用に向けて各社の製品リリースがいよいよ始まろうとしている。
今回のように実機を用いた400GbE & 100GbE対応コアルータの性能実証は、400GbEの実現性を示すと同時に、100GbEを中心に構成されている現行コアネットワークへの400GbE技術の導入を大きく加速させるものになるだろう。
デモンストレーション概要
Interop Tokyo 2018の東陽テクニカ/Spirent社ブース(ブース番号:5Z03)において、Spirent社「Spirent TestCenter 400G/200G/100G/50G Ethernet マルチレートテストモジュール」とNOKIA社コアルータ「NOKIA 7950 XRS」を動態展示し、400GbE & 100GbEの異速度インターワーク接続で、回線に対して100%フルレートのトラフィックが送受信される様子が披露される。
東陽テクニカは「このような最先端技術の性能実測は、通常は非公開で行われ、結果が公表されることはない。今回のように、展示会という公の場で行う“異速度インターワーク接続のライブデモ”は、世界初の試みだ」とコメントを出している。
製品の主な特長
「Spirent TestCenter」は様々なネットワーク性能測定を1台で実現する次世代型IPパフォーマンステスタ。スイッチ・ルータのデータパフォーマンス測定だけでなく、プロトコルエミュレーションのスケールテストも同時に行うことができる。同テストモジュールは Spirent TestCenterのラインアップの一つで、400G/200G/100G/50Gイーサネットに1枚で対応できる製品だ。
- CFP8、QSFP-DD、OSFPインタフェースを採用した2ポート テストモジュール
- 光ファイバおよびDAC/AOC接続をサポート
- 最大4種類のイーサネットスピードに対応
PX3-400GQ-T2, DX3-400GQ-T2(QSFP-DD対応︓400G/200G/100G/50Gイーサネット)
PX3-400GQ-P2, DX3-400GQ-P2(CFP8対応︓400G/200G/100G/50Gイーサネット) - リザーブはイーサネットポート単位、スピード切替えはCFP8/QSFP-DD/OSFPポート単位