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キーサイトのイクシアグループが、K400 400GE QSFP-DD テストシステムにおいて初の200/100/50GE速度テスト機能を提供

データセンタ/LAN 無料

 キーサイト・テクノロジーズ・インク(CEO:ロン・ネルセシアン、米国カリフォルニア州サンタローザ、NYSE:KEYS、日本法人:キーサイト・テクノロジー合同会社)は5月22日、K400 400GE QSFP-DD ロードモジュールシリーズにおけるマルチレート200/100/50GE速度オプション機能を搭載した400GEテストシステムの初出荷を発表した。このマルチレート速度オプション機能により、ネットワーク機器メーカー(NEM)は、単一のポートから200GE、100GE、50GEの速度で400GE QSFP-DDモジュールを利用し、新しいIEEE 802.3cdドラフト規格とIEEE 802.3bs規格に対応した速度での製品試験が可能になる。
 4K動画や5Gモバイルネットワークサービスなどの高帯域を必要とするデータセンタサービスの需要により、データセンタやネットワーク事業者は、最小限の設置面積と電力消費、最速電気インタフェースの装備が必要となっている。その結果、ネットワーク機器メーカーは、非ゼロ復帰(NRZ)エンコード機能による28Gbps電気レーンを利用した技術から、PAM4エンコード機能による、より高速の56Gbps電気レーンに移行している。
 同社イクシアソリューショングループ プロダクトマネージメント部門のバイスプレジデントであるSunil Kalidindi氏は「データセンタ業界でリーダーの地位を築くには、高速、マルチレート、高密度イーサネット製品を開発するための柔軟なテストソリューションが不可欠だ。ルータ、スイッチ、サーバなどのネットワーク機器は、その機器の大半の、あるいは全ポートで、IEEE 802.3cdドラフト規格やIEEE 802.3bs規格で求められている新たな速度に全て対応できなければならない」とコメントを出している。
 イーサネットの高速化を実現する最先端の56Gbpsテクノロジーにより、旧来の28Gbpsテクノロジーベースの25GE、50GE、100GEから、今年中にも新しい200GE、100GE、50GEインタフェースが市場投入されると見込まれています。イクシアのK400 QSFP-DDロードモジュールは、400GEポート分岐メディアを使って、これらのテクノロジーを検証できる現時点では唯一のテストソリューションであり、400GE、200GE、100GE、50GEの複数あるいは単一速度のネットワーク機器を、将来を見据えて試験できるプラットフォームを提供する。