従業員やモノの所在、執務環境を見える化する 『EXOffice』 販売開始【協和エクシオ】
DX/IoT/AI 無料協和エクシオと、その子会社で同社グループが推進するジオソリューションの中核会社であるWHEREは4月25日、最新規格Bluetooth meshを活用したスマートオフィス・ソリューション『EXOffice(エックスオフィス)』の販売を開始したと発表した。
「働き方改革」や「ワークスタイル変革」の実現に向け、コミュニケーションツールの利用や、モバイル端末の導入、フリーアドレスの採用などを検討される法人のユーザが増加している。そこで、オフィスを巡る多様なニーズに一つのプラットフォームで応えることのできる新しいソリューション『EXOffice』を提供するという。
『EXOffice』は、オフィスにIoT専用ネットワーク「EXBeaconプラットフォーム」を導入し、その上に在席把握や会議室管理をはじめとした多彩なアプリケーションを同時に運用させる。『EXOffice』の主なアプリケーションは次の通り。
在席把握
ネームカード等に付けたBLEタグ電波を「EXBeaconプラットフォーム」が受信することで、従業員や来訪者等の所在を把握し、ダッシュボード上のインドアマップ画面に所在や動線を表示する。
フリーアドレス採用オフィスでの在席把握、固定席オフィスでは在・不在表示など柔軟に対応できる。また、距離の近接性を測定することで社内交流を見える化するなど組織、部署間の交流度、個人の他人寄与度を表すことが可能。さらに、モノの管理にも応用が可能で、持ち出しや放置にアラートを上げることが可能。
会議室管理
会議室に設置した人感センサー情報を「EXBeaconプラットフォーム」が集約することで、利用状況を見える化する。また、会議室の予約システムと連動し、「予約したのに利用されていない」「予約されていないのに利用している」などの不適切な利用実態を明らかにする。さらに、集積した会議室利用状況や予約に関するデータを解析し、会議室利用の改善や施設再整備などを支援する。
室内環境制御
執務空間各所に配置された温湿度センサー等の情報を「EXBeaconプラットフォーム」が集約することでオフィス環境を見える化する。さらに、センサー情報に基づいて空調設備機器等の制御も可能だ。
入退出管理
出入口付近に設置したEXBeaconが、従業員等が持つBLEタグ電波を受信することで、入退出時刻を記録する。また、鍵と連動させることで出入口認証を行うことが可能だ。認証については、BLEタグ認証に加えて、顔認証や生体認証と組み合わせて認証精度を高めることができる。また、取得する入退出データをもとに勤怠管理を行うことができる。
導入事例
ドコモCS千葉支店が社員の「在席状況把握機能」を導入している。外出の多い営業担当中心のオフィスであるため、フリーアドレスを採用してフロアを効率化し、毎日座席が変わることから「在席把握」を活用して従業員の所在を都度確認しているという。