迅速な設置を可能にする多心リボンケーブルを発表【コーニング】
データセンタ/LAN 無料 コーニングは3月9日、最新の光ファイバイノベーション、RocketRibbon超高密度ケーブルを発表した(日本語訳は3月13日公開)。RocketRibbonケーブルは、データセンタや通信事業者向けに設計された次世代リボンケーブルで、他の高密度リボンケーブルに比べて設置時間を最大30%短縮できる。
RocketRibbonケーブルはコーニングの光ファイバケーブル設計イノベーションを活用しており、同じダクトスペースに、より大容量のケーブルを迅速に敷設することが可能になり、帯域幅需要増への対応を図ることができるようになる。
RocketRibbonケーブルは、既存のコアチューブ/撚合せチューブケーブルと同径サイズに、最大3,456心の光ファイバを実装可能だ。光ファイバの高密度化に加えて、RocketRibbonケーブル内部の光ファイバは、独自のリボン設計により管理、識別、トレースしやすく、設置時間や継続的メンテナンスコストを大幅に改善できる。
コーニング独自の製造プロセスを用いたRocketRibbonケーブルは、個別に保護された最大12のサブユニットを設けることができ、各ユニットに288心のファイバが実装されます。押し出し成型による色分け被覆ジャケットで各束を保護・識別するとともに、追加材料やリボン化プロセス、ファーケーションキットを用いることなくスプライストレイへの直接的かつ簡便な配線が可能だ。同製品は、次世代のケーブル製造技術を活用しつつ、後方互換性など従来の業界標準リボン設計のメリットは維持している。
コーニングオプティカルファイバアンドケーブル、ヴァイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのベルナルド・ドイチェ氏は「業界をリードし、独自のコ・イノベーション手法を誇るコーニングに、お客様は極めて重要な課題の解決支援を望んでいる。RocketRibbon超高密度ケーブルは、そうしたお客様の声に耳を傾け、協働するコーニングの手法を実証する製品だ。私たちは今回、全く新しいリボン保護システムおよびサブユニットを開発した。これにより、お客様はより簡単かつ迅速にケーブルにアクセスでき、リボンの識別や接続を行えるようになる。コーニングは、設置時間短縮化やネットワーク性能向上によりお客様の全体的な管理コスト引き下げを支援するイノベーションに投資している。RocketRibbonケーブルはそうした私たちの姿勢を示す一例と言える」とコメントを出している。