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世界初、マルチアプリケーションに対応した1.2Tbps DCO Daughter Cardの開発に成功【富士通オプティカルコンポーネンツ】

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1.2Tbps DCO Daughter Card

 富士通オプティカルコンポーネンツは3月7日、近距離、都市内、都市間、データセンタ間、海底通信などのマルチアプリケーションに対応した、最大毎秒1.2Tbpsのコヒーレント伝送が可能な1.2Tbps Digital Coherent Optics (DCO) Daughter Cardの開発に世界で初めて成功し、今後の製品リリースへの目途をつけたと発表した。
 同製品は、すでに製品化済の64Gbaud LN変調器、64Gbaud 集積コヒーレントレシーバや高帯域CFP2 ACOトランシーバの既存テクノロジを多く用いることにより、短期間で高信頼の製品開発が可能となった。
 また、これらの既存の高帯域製品に加えて、今回の1.2Tbps DCO Daughter Cardをラインナップすることにより、デバイスからモジュールまで様々なニーズに対応したソリューションをユーザへ提供することが可能となる。

 同社は、従来からコヒーレント通信市場に向けて、最先端の光コンポーネント製品を世界に先駆けて製品化し、コヒーレント通信市場をリードしてきた。近年では、高帯域化のニーズに応えるため、単一波長で600Gbpsまで対応可能な高帯域なコヒーレント トランシーバやこのトランシーバの送信部に用いられる64Gbaud LN変調器、受信部に用いられる64Gbaud集積コヒーレント レシーバなどの高帯域光コンポーネント製品を世界に先駆けて製品化している。
 今回グローバル ネットワーク サービス プロバイダやデータセンタ オペレータなどの更なる大容量化へのニーズとより使い易く効率的なシステムアップグレードへのニーズに応えるため、近距離、都市内、都市間、データセンタ間、海底通信などのマルチアプリケーションに対応した、最大毎秒1.2Tbpsのコヒーレント伝送が可能な1.2Tbps DCO Daughter Cardの開発に世界で初めて成功し、今後の製品リリ-スへの目途をつけた。
 同製品は、32Gbaudから64Gbaud、QPSK から64QAM までの多様な変調方式へ対応し、変調方式を選択することにより、数千kmの都市間伝送、数百kmの都市内伝送、80-120kmの近距離伝送など様々なアプリケーションへ対応可能だという。

製品の特長

  • 自社製64Gbaud LN変調器と64Gbaud 集積コヒーレントレシーバ、及び64Gbaud DSPを用いることにより、2波長で従来の200Gbps DCOトランシーバに比べて6倍の最大1.2Tbpsの大容量コヒーレント伝送を実現
  • 自社製L-band LN 変調器を用いることにより、製品化当初からL-Band への対応も可能であり、多波長化によるC+L Band の大容量化が可能
  •  富士通オプティカルコンポーネンツは「今後、当社は既存の高帯域製品に加えて、今回の1.2Tbps DCO Daughter Cardをラインナップすることにより、デバイスからモジュールまで様々なニーズに対応したソリューションをお客様へ提供していく」という。