産業用ネットワークをサイバー攻撃から守る、DINレールマウント型レイヤ2スイッチ【アラクサラネットワークス】
DX/IoT/AI 無料アラクサラネットワークス(以下、アラクサラ)は11月21日、産業用ネットワークに最適な、DINレールマウント型のレイヤ2スイッチAX2530S-08TC1を製品化すると発表した。12月からの出荷を予定しているという。
製造業を中心に、生産の効率化や新たなビジネスの創出を目的とした、IoTの活用が進んでいる。IoTの活用を進めるにあたっては、工場内部など限られた範囲内で利用されていた産業用ネットワークと情報処理を行うITネットワークを接続する必要がある。今後、このような産業用ネットワークの外部接続により、ITネットワークを通じたサイバー攻撃のリスクが高まることを受け、セキュリティ対策が求められている。
工場などの厳しい環境条件に対応
アラクサラが提供しているAX2530Sシリーズは、サイバー攻撃対策として、以下の特長を持つ。
- 正常時のネットワーク上のやり取りを予め学習して許可リストを作成することで、許可リストにない異常な通信をブロックする、ホワイトリスト機能を搭載(有償オプション)
- 各種セキュリティ製品との連携により、異常が検出された端末をネットワークから遮断する、サイバー攻撃自動防御ソリューションに対応
そして、新製品のAX2530S-08TC1は、これらの特長に加えて、産業用ネットワークでの使用のため以下の特長を持つ。
- 産業用ネットワーク特有の厳しい環境条件でも利用できる、広い動作温度範囲(-20℃~60℃)、防塵のための密閉構造、最大5msの電源瞬断保護機能
- 制御盤への設置を想定し、DINレールマウントの取り付け金具を標準装備、設置後の取り扱いを容易にするため、ネットワークインタフェースや電源端子などを全て装置前面に集約
- 産業用設備として長期間利用できるよう、最長10年間の長期サポート対応(有償オプション)
- 高度なITスキルを必要とせず、現場で容易な運用が可能となるSDカードスクリプト機能などで運用管理の負荷を低減
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