セブン・ソリューションズ社のホワイト・ラビット技術による超高精度時刻伝送機器の販売を開始【丸文】
モバイル/無線 無料超高精度時刻伝送・同期を扱うセブン・ソリューションズ(Seven Solutions)は11月8日、丸文と日本のテレコムニケーション(第五世代移動通信システム)や金融等の産業分野にての独占販売代理店契約締結したことを発表。丸文はWHITE RABBIT(ホワイト・ラビット)技術による超高精度時刻伝送機器の販売を開始した。
セブン・ソリューションズは10年以上にわたり、航空電子工学、電気通信、スマートグリッド、宇宙、軍事・科学施設など、粒子加速器や電波望遠鏡など、さまざまな分野のさまざまな最先端プロジェクトで成功を収めてきた。信頼性の高い産業および科学的アプリケーション向けにホワイト・ラビットによる正確なサブナノ秒の時間転送と周波数分布を提供する。IEEE 1588 Precision Time Protocol(PTP)に基づいており、最も要求の厳しい同期の問題を解決している。このホワイト・ラビット技術は、これまで主に、スイスの欧州原子力核研究機構CERN(Conseil Européen pour la Recherche Nucléaire, Eupepean Council for Nuclear Research)等の主要科学分野において調達契約を獲得しており、更に、次世代通信ネットワークや金融・スマートグリッド等の産業市場への導入を推進しているという。
丸文は、様々な市場分野において、国際的な高性能技術ソリューションを効率的に適用・統合・サポートする企業だ。同社は、異なるネットワークトポロジーや計測機器を使い、セブン・ソリューションズ機器のパーフォーマンステストを行ってきた。 丸文のテスト結果から、同社は、ナノ秒レベルの正確な時刻伝送・同期にて、様々な異なった産業分野での多様な用途に対応し最も厳しい顧客の要求に適合できるという結果を得た。このタイミングソリューションは、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催を控え、第五世代通信ネットワークの展開を積極的に推進する日本において重要となる。セブン・ソリューションズの高精度時刻伝送・同期機能は、他社商品では満たされない第五世代通信ネットワーク要件に応えることができる。
セブン・ソリューションズと丸文との契約締結により、セブン・ソリューションズから提供されるナノ秒レベルでの正確かつセキュアな時刻伝送と同期の統合技術による要求の高いタイミング分野での最適なホワイト・ラビット技術商品と、丸文のソリューションインテグレーターならびに市場サポート機能とが統合されることになる。
セブン・ソシューションズ CEOのハビエル・ディアス「ホワイト・ラビット技術は、今後の様々な産業分野にて最も高度なニーズを満たす高精度時刻伝送・同期のためのスマートソリューションだ」とコメントを出している。
丸文 システム営業本部 営業第四部 部長の廣瀬智康氏は「丸文は、セブン・ソリューションズのホワイト・ラビット時刻伝送・同期商品導入により、自社の日本市場におけるこれまで長期にわたる実績と戦略的なお客様をベースにしたビジネスを更に促進することができる。この技術を、要求の厳しい時刻伝送・同期の市場分野に導入していく」とコメントを出している。