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10 Gbpsおよび40 / 100 Gbpsのマルチレーン インタフェースに優れた設計マージンを提供【IDT】

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IDT 8T49N240

 IDTは7月5日、有線およびワイヤレス通信ネットワークで10Gbpsインタフェースの優れた設計マージンを提供し、200 fs未満の位相ノイズを特長とする、高性能プログラマブルクロックジェネレータおよびジッタ減衰 ICを発表した。追加の位相ノイズマージンによってシステム設計の制約が緩和され、エンジニアはBERを最小限に抑えながらシステム全体のコストを削減できる。
 IDT 8T49N240 は、IDT の第 3 世代 ユニバーサル周波数変換器(UFT) の新製品。実質的にいかなる入力周波数から、いかなる出力周波数も生成できると言えるほどの機能を備えている。柔軟性が高く高性能なクロック ジェネレータとジッタ減衰器は、物理ポートで許容される最大許容量が位相ノイズ300 fsである10Gbpsまたはマルチレーンの40Gbps/100Gbps のタイミングアプリケーションに最適だ。8T49N240の200fs位相ノイズ仕様では、十分なノイズマージンを実現し、設計者はクロックツリーの設計を簡素化し、低コストのPCBを利用することができる。
 IDT タイミング部門 バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャのKris Rausch氏は「8T49N240 は、お客様の仕事を簡単にし、システムコストを低減することを目的に設計されています」としており、「この製品で得られる位相ノイズ マージンにより、下流のノイズ ターゲットを容易に達成することができる。また同時に、高いプログラマビリティ、異なるボード設計間での再利用性、そしてIDTが世界中で提供している現地サポートも提供する。つまり、お客様がタイミングのニーズに対応するためにIDTを使い続けることは明らかだ」とコメントを出している。
 高度なトレーニングを受けたフィールドアプリケーションエンジニアに加えて、IDTは世界中の主要地域に工場アプリケーション エンジニアが常駐するタイミング ソリューション プロバイダの中でも、厳選されたグループに属している。その結果、厳しい開発期限を守る上で非常に重要となる、応答時間が短縮されサポートが強化されている。8T49N240はIDTの実績ある Timing Commander ソフトウェアによって補完されている。このソフトは無料の直感的なプログラムで、ユーザはブロックをクリックして必要な値を入力し、デバイスに設定を送信するだけで簡単にデバイスの設定を行うことができる。IDT では Web ベースのツールを提供しており、ユーザは数秒で、特定の構成に合うカスタム部品番号を生成することができる。
 8T49N240 のフットプリントは6×6mmで 、このレベルの性能と柔軟性を持つ他のほとんどのソリューションに比べ PCB 面積を大幅に削減している。このデバイスは、25/28 Gbpsインタフェースにも適合している。