ノキアとエネルギア・コミュニケーションズ、G.fast固定超高速ブロードバンドアクセス技術の日本における販売店契約を締結
テレコム 無料両社のパートナーショップを、G.fastの商用展開から次世代ウルトラブロードバンドアクセスの販売店モデルへと発展
ノキアソリューションズ&ネットワークス(以下、ノキア)は2月9日、エネルギア・コミュニケーションズ(以下、エネコム)と販売店契約を締結し、日本国内でG.fast固定超高速ブローバンドアクセス技術の販売を開始します。エネコムはノキアの提供する次世代のブロードバンドアクセス技術であるG.fastの国内初の顧客であり、今後はノキアの販売店として日本国内で固定アクセス技術を提供する。
このG.fastは、光ファイバ配線のない集合住宅のような短距離のメタル回線を使用して光ファイバと同程度の速度を実現するためのソリューションだ。エネコムの製品ポートフォリオに追加されたこの新たなサービスによって、同社は、従来のVDSL2技術に代わる迅速、簡単かつ安価なサービスを加入者に提供でき、電気通信事業分野における事業及び利益の拡大が可能になる。
エネコム取締役社長の熊谷鋭氏は「1年前、エネコムはノキアが提供するG.fast技術の日本初の顧客となり、ワールドワイドでも早期に導入をした。ノキアのサービスには大変満足しており、固定アクセス事業におけるノキアの技術と強みに多大な信頼を置いている。そのことが両社の関係性を良好な販売店モデルへと進化させた要因でもある」とコメントを出している。
ノキアソリューションズ&ネットワークス 代表取締役社長のジェイ・ウォン氏は「エネコムとのパートナーシップを通じて、G.fast技術の国内における展開を進め、これまでウルトラブロードバンドへのアクセスが難しかった加入者の方にブロードバンドアクセスを提供していく。ノキアにとって重要な市場の1つである日本において、今回の共同事業がお客様の発展に貢献できるよう全力を尽くしていく」とコメントを出している。
G.fastの特長
- ベル研究所が開発したベクタリング技術を採用したG.fastソリューションは、クロストークによる干渉を低減し、通信速度を向上させる。
- ベル研究所のXG-FAST技術を使用することで、ノキアはメタル回線による通信速度の世界記録10Gbpsを達成し、業界のイノベーションをリードしている。