100G Ethernet自動電気テスト・ソリューションを発表【テクトロニクス】
データセンタ/LAN 無料テクトロニクスは1月25日、IEEE 802.3bm、820.3bjの仕様で規定される、4レーンの100G電気インタフェースに対応した、等価時間自動コンプライアンス・テスト・ソリューションを発表した。100Gおよび400Gの特性評価と検証のソリューション・ラインアップと新しい機能は、2月1~2日に米国カリフォルニア州で開催されるDesignCon 2017の展示会(ブース番号:741)で紹介される。
今回発表された新ソリューションは、70GHz超の周波数帯域を持つDSA8300型等価時間サンプリング・オシロスコープ、最高70GHz帯域のDPO70000SXシリーズ・リアルタイム・オシロスコープなど、テクトロニクスのパフォーマンス・オシロスコープに対応したTekExpressアプリケーションのソリューションとして、100G Ethernet(IEEE 802.3bj、IEEE 802.3bm Annex 83)の電気バリデーションと特性評価のニーズに対応する。
特にサポートされる技術は100GBASE-CR4、100GBASE-KR4、CAUI-4であり、100G Ethernetのメインとなる電気仕様だ。さらに、光(100GBASE-SR4)と電気バリデーションの両方をカバーする、業界で最も総合的なIEEE 802.3bmと802.3bjのソリューションも提供する。DSA8300型は、一つのシステムで業界トップクラスの光/電気帯域を備えており、光と電気のバリデーションの両方を実行する、独自の機能を持っている。
IEEE 802.3の仕様は膨大なものであり、常に進化しているため、その変化に追従するのは非常に困難だ。テクトロニクスは規格団体と協調しており、その専門知識を利用して、業界規格のテスト要件をわかりやすく、簡潔な特性評価レポートにする、操作性に優れたターンキー・テスト・ソリューションとして実現している。置き換え可能な100Gの光/電気モジュールをいち早く市場に投入するためには、テストとバリデーションの複雑さを軽減することが重要になる。
テクトロニクス パフォーマンス・オシロスコープ、ジェネラル・マネージャのブライアン・ライク(Brian Reich)氏は「最新の100Gおよび400G Ethernet規格では、インターオペラビリティ(相互運用性)を確認するための電気と光の両方の検証が必要であり、新たな測定問題にも直面している。テクトロニクスは、このような厳しいマーケットに対応するため、業界トップクラスの光/電気規格検証ソリューションをご提供する」としている。
テクトロニクスのCAUI-4/KR4/CR4自動テスト・ソリューションは、DSA8300型サンプリング・プラットフォームまたはDPO70000SXシリーズ 70、59、50GHzハイパフォーマンス・リアルタイム・オシロスコープで実行できる。このプラットフォームは、優れた低ノイズ性能と測定確度を備えている。テクトロニクスはこのソフトウェア・バリデーション・ツールを両方のシステムでサポートすることにより、リアルタイム性能、またはサンプリング型による精密測定という柔軟な選択肢を提供する。
製品価格
DSA8300型サンプリング・オシロスコープ用ソリューション
Opt. 80S100G-TXE 100Gbpsトランスミッタ・コンプライアンス・ソリューション 118万円(税別)
DPO70000SXシリーズ・リアルタイム・オシロスコープ用ソリューション
Opt. 100G-TXE 100Gbpsトランスミッタ・コンプライアンス・ソリューション 118万円(税別)