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DL 3CC CA 4×4 MIMO 256QAM測定において、2台のMT8821Cで業界初のソリューションを開発

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すべてのCCバンドや信号帯域幅等の自由自在な設定と1.2 GbpsのPhysical Throughput測定に対応

 アンリツは11月2日、ラジオ コミュニケーション アナライザ MT8821Cの機能を強化。2台のMT8821Cを連動させることで、業界で初めてすべてのコンポーネントキャリア(CC)のバンドや信号帯域幅等の構成を自由に設定可能なDL 3CC CA 4×4 MIMO 256QAMのRF受信性能評価を実現したと発表した。
 対象市場はチップセットメーカー、携帯端末メーカー、通信事業者。用途はチップセットや携帯端末のハードウェア開発、通信事業者の端末受入れ試験。本ソフトウェアは、アンリツのWebサイトからダウンロードできる。

開発の背景

 携帯端末を利用した動画などの大容量通信を利用するサービスの急増に伴い、LTEをさらに高速化したLTE-Advancedの採用が世界各国の通信事業者で進んでいる。
 LTE-Advancedでの高速化のキーテクノロジーとして、主に複数のコンポーネントキャリアを束ねるキャリアアグリゲーション(CA)や、複数のアンテナを使用して通信を行うMIMOが挙げられる。特に、最近はさらなるネットワークの高速化のために、多くの通信事業者でCAでの4×4 MIMOの導入が計画されている。
 そこで、アンリツはネットワークの高速化に貢献すべく、MT8821CでDL 3CC CA 4×4 MIMO 256QAM のRF受信特性試験に対応した。

製品概要

 MT8821Cは、LTE-Advanced端末のRF送受信試験機能と擬似基地局機能を搭載した一体型テスタで、端末を通信状態にしたときの送受信特性試験を行うことができる。また、MT8821Cが端末をシグナリングで制御できることから、チップセットの種類により制御を変えることなく測定を行うことができ、測定環境構築に要するコストを削減することができる。

MT8821

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