IHSテクノロジーは、2016年上半期「ITインフラストラクチャとアプリケーションクラウドサービス半年ごとの市場トラッカー」を発表した。これは、2015年12月で終わる半年の実データが含まれている。

　エンタプライズは、ビジネスの機動性を高めコストを削減するためにオフプレミスクラウドサービスを採用するようになってきている。
　オンデマンドサービスとストレージで、インフラストラクチャ・アズ・ア・サービス(IaaS)が成熟してきており、規模と専門知識を持つ大手3プレイヤ(Amazon、Microsoft、Google)が、差別化のないサービスの小規模プレイヤの太刀打ちを難しくしている。
　とは言え、IaaSにはまだイノベーションの余地がある。RackspaceはプロフェッショナルサービスをAmazonやAzureなどのサードパーティクラウドに拡大している。NTTは、セルフサービス方式のOpenStackオーケストレートベアメタルサーバサービスを発表。Intermapは、ベアメタルサーバサービスを拡大している。また、CenturyLinkは、特殊コンプライアンス要件を満たす政府クラウドが利用可能であると発表した。