Viavi Solutions (VIAVI)は7月16日(アリゾナ州チャンドラー)、石油、ガス、水道パイプラインから電力伝送、国境/境界セキュリティ、データセンタ相互接続までの重要なインフラストラクチャ向けの、統合されたリアルタイム設備モニタリング＆分析ソリューションである NITRO Fiber Sensingの発売を発表した。

　同社は「オペレータは、重要なインフラストラクチャの保護と最適化において課題に直面している。重要な資産への損害に関連するコストは、初期投資をはるかに上回る場合が多いため、外部の脅威を迅速に検出、特定、防止することで、損害や停止を最小限に抑え、総所有コスト (TCO) を削減できる。さらに、運用を最適化することで、生産目標を確実に達成できる」としている。

　分散温度センシング (DTS)、温度および歪みの同時センシング (DTSS)、分布音響センシング (DAS) テクノロジで構成される NITRO Fiber Sensing は、脅威を迅速に特定して特定するために必要な重要な情報を提供する。

　NITRO Fiber Sensing は、インタロゲータと呼ばれるリモート ファイバ テスト ヘッド (FTH) を使用して、光ファイバケーブルまたはファイバ対応インフラストラクチャを監視する。
　リアルタイムの分散光ファイバセンシングを実行することで、FTHはファイバに沿った温度と歪みを測定することや、ファイバに近い音響振動を検出することができる。電力ケーブルやパイプライン沿いなどの戦略的な場所に配備されたFTHは、プロアクティブなメンテナンスを推進し、ダウンタイムを防ぐために使用できる貴重なインフラストラクチャの健全性データを提供する。
　アラートは、人間の干渉、車両の動き、掘削作業、貴重な資産に侵入する漁網や船の錨による潜在的な脅威をオペレータに通知する。これらのアラームには、メンテナンス、対応、修理チームを支援するための正確な位置情報が含まれる。

　VIAVIのファイバ＆アクセス ソリューション担当ヴァイスプレジデント兼ゼネラル マネージャーであるKevin Oliver氏は「VIAVI はファイバ モニタリングのリーダーとして、今日、世界中で何千ものテスト ヘッドを使用して何百万マイルものファイバを監視する信頼を得ている。NITRO Fiber Sensingソリューションにより、ファイバ モニタリングを次のレベルに引き上げる」としており、「セキュリティ規制に準拠しながら正確で回復力のある監視を可能にするために、様々な業界で光ファイバケーブルの使用が増加している。そうした中で、当社の幅広いポートフォリオは各顧客の独自のニーズに対応している」とコメントを出している。