Nokiaが、エンタープライズOptical LAN用のONTを発表。カメラなど追加のエンドポイント デバイスへの電力供給も可能
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Nokiaは3月14日(エスポー)、エンタープライズOptical LAN接続用の屋内ONTの発売を発表した。
新製品はギガビット速度を実現し、オフィス、ホテル、病院、学校、その他の企業セグメント内で信頼性が高く、高速かつ安全なブロードバンド接続を提供する。
Nokiaは「Nokia ONTは、企業が環境、社会、ガバナンス (ESG) 目標を達成できるように設計されたNokiaの包括的なOptical LANポートフォリオの一部だ」とし、「このONTは、アクセス ポイントやカメラなどの追加のエンドポイント デバイスに電力を供給できる。また、壁にしっかりと取り付けることができるため、スペースを節約し、損傷や盗難の可能性を減らすことができる」と説明している。
ギガビットサービス、IoT、ファイル共有アプリケーションの需要が高まる中、企業は進化する需要を見据えた将来対応のLANを確立する必要がある。
Nokiaは「光ファイバケーブルを活用するOptical LANは、従来の銅線ベースのLANの代替手段として、例えばエネルギーコストを約40%削減しつつ将来性のある大容量ネットワークを、建物内およびキャンパスの接続で実現できる」と説明している。
Nokiaの新しいONTは、企業がOptical LAN網の到達範囲を効果的に拡張し、ネットワーク上でビデオ、音声、データ量の多いアプリケーションを使用する従業員により多くのデータ容量を提供できるようにサポートする。
Nokiaのブロードバンド ネットワーク担当ゼネラル マネージャーである Geert Heyninck 氏は「Optical LANは、現在および将来の企業接続に適したテクノロジーだ。 現在、ホスピタリティ、ヘルスケア、空港、大学を含む600以上の顧客がこのサービスを導入し、大きな成功を収めており、その数は増え続けている。TCOを50%も削減するのに役立つOptical LANは、企業に運用上および持続可能な大きな利点をもたらし、それらが総合的に、企業が運営するITネットワークのエネルギーとCO2排出量の削減に役立つ」とコメントを出している。
Omdia のブロードバンド アクセス インテリジェンス サービスのチーフ アナリストである Julie Kunstler 氏は「Optical LANは企業にとって非常に理にかなっている。パッシブ コンポーネントを使用し、エネルギーを消費するネットワーク要素を削減することで、環境的に持続可能だ。さらに、ファイバベースのLANは適応性があり、変化し続ける世界では重要な要件だ。Optical LANは、今後何年にもわたって将来性のあるLANソリューションを提供する」とコメントを出している。
Nokiaは「この新しいNokia ONT for Optical LANは、2024年第2四半期に発売予定だ」としている。
編集部備考
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