Minera Centinelaが銅鉱山マイニングのデジタル化で、Nokiaの産業用プライベートワイヤレス ネットワークを選択
期間限定無料公開 有料 Nokiaは3月14日(サンティアゴ)、Minera Centinelaのチリの銅鉱山での安全で信頼性の高い運用をサポートするために、Antofagasta Mineralsと協力して産業グレードのプライベートワイヤレス ネットワークを展開したと発表した。
Nokiaは「このネットワークにより、マイニンググループはデジタルトランスフォーメーションを加速することができる」としている。
Nokiaの産業用グレードのプライベートワイヤレスは、鉱業会社などの企業が、様々なセンサ、デバイス、機器、車両を地上および地下で確実に接続するために必要な大容量と低遅延を提供する。
このネットワークは4ヶ月という記録的な短期間で展開され、すでに自律型トラックのフリートを接続する用途で運用されている。今後は、鉱業セクターの変革をめざす5カ年デジタル化計画の一環として、より安全で効率的な操業を可能にするため、幅広い事業を支援していくという。
Nokiaは、Nokia AirScale無線機器、モバイルパケットコア、IP/MPLSサービスアグリゲーション ルータ、Wavenceマイクロ波伝送など、産業グレードのプライベート4.9G/LTEソリューションを設計および展開した。
Antofagasta MineralsのテクノロジーマネージャーであるGino Ivani氏は「私たちはマイニングの方法を変えることに取り組んでいる。それにより業務効率を改善して最高の結果を達成し、すべての業務において卓越性を提供したいと考えているからだ。そのために私たちは、持続可能な鉱業と、最も安全で効率的な施設の提供に取り組んでいる。そうした中、Nokiaの産業グレードのプライベートワイヤレス ソリューションとマイニング オートメーションの経験を活用することで、当社の取り組みをより良く推進できることを非常に嬉しく思っている」とコメントを出している。
Antofagasta MineralsのITプロジェクト責任者であるLeonardo Serra氏は「銅はクリーンエネルギーの供給、ひいては排出量の削減に不可欠だ。銅の需要が高まるにつれて、Nokiaのプライベートワイヤレス接続などの技術革新を展開し、スマートで持続可能な方法で生産性を向上させることができる」とコメントを出している。
Nokiaが後援するIDCのインフォブリーフでは、変革のイニシアチブを特定する際に安全性が重要な考慮事項であり、持続可能性が戦略的目標を上回っていることが明らかになった。このレポートは、IDCの『2021 Worldwide Mining Decision Maker Survey』を引用し、鉱業におけるデジタルトランスフォーメーション戦略の採用の増加を強調。鉱業企業の86%が、今後18ヵ月以内にワイヤレスインフラ ストラクチャへの投資を計画しているという。
Nokiaの産業用グレードのプライベートワイヤレス ネットワークは、遠隔地や過酷な環境に展開できるため、鉱業施設のデジタルトランスフォーメーションに最適だ。鉱山の事業者は、Industry 4.0のテクノロジーとアプリケーションを活用して、新しいレベルの自動化と自律性を実現し、生産性、運用効率、持続可能性、労働力の安全性を向上させながら、需要の変動をより適切に管理できる。
Nokiaは現在、60以上の鉱山の35以上の鉱山顧客を含む、世界中で420以上のプライベートワイヤレス エンタープライズ顧客を有しているという。
Nokiaのラテンアメリカ向けエンタープライズ責任者であるMarcelo Entreconti氏は「ラテンアメリカでIndustry 4.0プロジェクトの最初の波を目の当たりにしており、Antofagasta Mineralsのような鉱業会社にとってそれらが現実のものになるのを見るのは非常にエキサイティングだ。Nokiaの産業用グレードのプライベートワイヤレスは、鉱山が大規模な屋外エリアや地下複合施設で必要としている、堅牢で安全で予測可能なワイヤレスカバレッジを提供する。これらのネットワークを展開することは、鉱業会社のデジタル化への移行における最初かつ最も重要なステップと考えられている」とコメントを出している。